簡単に言うと、患者さんを診療した時の報酬をもらうための請求書をネットを通じて送るということです。今までは、患者さんごとの一枚一枚の紙を保険ごとに束ねて送っていたわけです。
ただ、医療機関はオンライン化することを義務とされたわけですが、このオンライン請求するネットワークが個人情報を送る関係でインターネットのような安価なシステムを使用できないのが難点。一ヶ月に何万円も使用料を払ってというのは、あまりに医療機関の負担が大きい。
その後ISDN回線などもOKということになって、うちはもともとISDNなので助かりました。ISDNなんて、すでに過去の遺物みたいなものと思っていましたが、こんなところで役に立つとはびっくりです。
まぁ、いざとなればいつでも設定できるさ、とか思っていたんですが、いろいろな雑用をやっているとなかなかじっくり作業をする機会がなかなかない。それに収入に直接かかわることですから、なんか間違ったら大事です。
もうオンライン請求を開始するリミットも近づいてきたので、もうめんどうになってきたので、使用している電子カルテメーカーにおんぶすることにしました。今日は、午後から係りの方に来てもらって設定と使い方の講習をしてもらいました。
まぁ、いざやってみると、もちろんそんなに難しいことではありません。でも、あくまで本番をやってみないと、なんかイメージがわいてきません。送るデータを電子化するときに、いろいろなエラーが出てその修正に大わらわになるという話はよく聞きます。
特に病名が大変で、実際に使われている病名のうちのけっこう多くが電子化では認められていません。うちの場合は、開業したときに電子カルテメーカの担当者が、絶対にメニューから出てきた病名以外を使うなと教わりました。多少納得できなくてもあくまで事務的な処理の問題だから我慢するようにと言うのです。
実際、試しの送信を今日やってみましたが、病名のエラーはほとんどなく、唯一あったのは最近病名のコードが変更になったものだけでした。他のエラーは4月の診療報酬改定にかかわるプログラム修正で出なくなるということで一安心です。
でも、神奈川県はまだ紙請求しないといけないものが残っていて、労災や自賠責は当然べっこになります。また、こちらの請求が認められず戻ってきた場合もオンラインでは送りなおしができません。義務化したのに、ずいぶんといい加減な話だと思います。
まぁ、とりあえず、やってみましょう。少しは何か役に立つと思って、前向きに考えることがいいですよね。