四月の〆、晦日でして、連休前の総決算みたいに患者さんがおいでになりました。今年は4月というのに雪が降ったり、いつまでも寒い日が続いて、葉物野菜は高騰してサラダもなかなか思うように食べれませんでした。
ところで、しばらくあすなろ水族館の話題をだしていませんでした。何で? 実は2月に海水魚館の水槽の中が、もうぐっちゃぐっちゃになりまして。とにかく次から次へと魚が死んでいくのですが、それにもめげず性懲りもなく新入りを入れてみたり。
結局10匹の新入りで9匹が☆になるという、壮絶なサバイバルバトルを呈していたのです。けっこう高価な魚もいたりしましたが、もう最後は半分やけくそ状態です。ところが3月は、それがぴたりととまったのです。
沖縄天然カクレクマノミのペアを筆頭に、シンキンチャクフグ、ベニゴンベ、そして黄色で目立つヘラルドヤッコ。もう水槽のあすなろ海が完成したかと思わずに入られませんでした。長期飼育が比較的難しいとされているシライトイソギンチャクもついに半年が経過しようとしています。毎日、平和な日々が・・・
簡単には続きませんでした。4月になって半ば、朝ヘラルドが横になってパクパクしている。こりゃ大変と、すぐに隔離用別荘に移動させ様子をみたところ半日で復活。一安心と思い本水槽に戻したのですが、数日後にいきなり☆になってしまいました。
今回も原因はまったくわかりません。カクレクマノミがペアを作っているので凶暴化しているのでしょうか。それとも水質の問題か。しかし、一番水質に敏感なイソギンチャクは相変わらず元気なのです。毎週1/3の換水で不十分といわれたら、もう海水魚飼育なんてできたもんじゃありません。
そして、昨日近くのホームセンターの海水魚売り場で見事な発色のフレームエンゼルを発見。いや~、どうしようか、とちょっと悩みましたが、こいつはうちの水槽で泳ぐためにわざわざ都筑区まで来たんだ、と納得して購入。
フレームエンゼルはちょっと気が弱い方の魚ですし、♀のカクレクマノミよりも小ぶりなサイズなのが気になりますが、水槽内の岩を組み替えて、できるだけ隠れ場所を多く作るようにしておきました。岩の組み換えは縄張りのリセットという意味もありますから、なんとかそれで我慢してもらいたいものだともう分けです。
それと、お腹が膨れてきたように見えたカクレでしたが、その後あまり変化はなく、ただの便秘だったのかもしれません。それにしても、全員が、まぁよく食べること。水槽の中はやっと春になったということでしょうか。