2010年4月17日土曜日

Schumann the Masterworks

クラシック音楽界で3大Bというのがあります。バッハ(J.S.Bach)、ベートーヴェン(Beethoven)、ブラームス(Brahms)の三人なんですが、もともと小学生の時はバッハの音楽が好きで、特にチェンバロの音色にはまっていました。ベートーヴェンは最近になってやっとすごさがわかってきて、ピアノ・ソナタにはまりまくっています。ところが、ブラームスだけはどうも聴く気にならない。

なんでなんでしょうか。グールドの演奏したラプソディなんて、なかなか気に入っていたんですが、いざ別の演奏家によるピアノ曲全集を購入してみましたが、あまり面白く感じないのです。

交響曲はもともとあまり好きなジャンルではありませんが、カラヤンの堂々とした演奏にも魅力を感じません。

室内楽も・・・いやぁ、どうもだめ。昨年ブラームスの巨大ボックスセットを買ったというのも、実はブラームスについてはこれだけで終わりにしようという気持ちの表れなんです。

で、結局、まったく手をつける時間がなく、そのまま放置されてしまっていました。テストの過去問と同じで、手に入れると安心してしまい使うことがないということです。

ところが、新学期になって長女が大学のゼミでクラシック音楽関連の単位を取るということで、テーマはブラームスだということになりました。そりゃ、よかった。ついにこのボックスが日の目を見る機会がおとずれたというものです。

早速、もったいつけて、長女にボックスを渡しました。これさえあれば、ブラームスの音楽は何でも揃っているんだぞ、ということで是非約だってもらいたい物です。

でもって、実は今回はシューマンの巨大ボックスセットが発売されたのです。こちらは、ブラームスの場合とはだいぶ違います。速攻でいつものHMVで予約しました。本日入荷し、数日後には届く予定になっています。

シューマンの音楽はけっこう好きなのです。もちろんピアノ曲や室内楽が主ではあるのですが、ビアノ協奏曲も悪くない。交響曲もやや未熟な感じのところが悪くないと思っています。

とりあえず、有名な録音の集大成みたいなボックスなので、今まで自分の聴いてきた物と比べてみるにはうってつけのセット。35枚組でおよそ9000円、ポイントの割引で実質7000円くらいですから、もう一枚や二枚の駄作が混ざっていてもおしくない。

実はEMIやSonyからもシューマンのセットが出たので・・・いや、これはやめておきます。あとは興味のある物を個々にそろえる方が健全という物です。