だいたい2月から賃上げ運動などが始まり、「春の労働者の闘い」である春闘は今が真っ盛り。ベア目指して、あちこちで熱い労使交渉が活発に行われています。
昔は、その流れで国民生活に直接影響するようなストライキがしばしば行われていました。でも、バブル崩壊以後でしょうか、とんとストライキというものにはお目にかからない。
だいたい大手製造業から始まる春闘交渉ですが、先日日産自動車がほぼ満額回答を出しました。電機会社も要求の半分とはいえ、かなり大幅なベア回答を出したところ。
このあたりはアベノミックス効果を強調する政府としては、当然の結果として胸をはるポイントになるんでしょうが、大多数の労働者が所属する中小企業ではなかなかそんなうまいことはいっていないようです。
ほんの一握りの大企業ではなく、多くの国民が実感できる経済復調はまだまだ春が遠いかもしれません。
医療の分野でも、4月から初診料・再診料が上がりますし、多くの薬の値段もおおよそ3%上がります。薬を購入するクリニックや、薬局で処方箋を出す患者さんの支払額が増えるわけです。
うちのようなリウマチクリニックには、過去に有り得ないような報酬引き下げもあって(患者さんにとっては値下げ)、さぁ4月からどうなることやら・・・