二十四節気では、今日から啓蟄(けいつち)となります。
テレビのニュース、特に天気予報なんかの小ネタとして紹介されることが多い言葉なので、けっこう昔から啓蟄だけは知っていました。
春になって温かくなってきて、土の中で過していた虫が表に出てくるという意味。なんだか、とても温かいんだなぁと伝わりやすい言葉。
実際のところ、まだそこまでは春は来ていないというのが実感ですが、まぁよしとしましょう。 ただ、注意しないといけないのは、「虫」といっても昆虫ではなく、蛙とか蛇とかムカデとかが含まれての話。
そして、啓蟄の初候となるのが、蟄虫啓戸ですごもりむしとをひらくとなります。これは9月末にあった秋分の次候の蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)と対になったもの。
暦の上では、「虫」は半年間隠れていて、こういう自然の現象をいろいろと観察する事が生活のリズムの基本になっているということがよくわかります。