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2014年3月4日火曜日

アカデミー賞

スディーブ・マックイーンがやった!!

・・・って、もうだいぶ前に亡くなったじゃん、と思ったら黒人がでできて、これ誰やねん? というところ。

作品賞は「それでも夜は明ける」が受賞。その監督がマックイーンで、アカデミー賞史上はじめての黒人監督の作品なんだそうな。プロデューサーは人気俳優のブラッド・ピット。

今回のアカデミー賞では、なんかレオナルド・デカプリオがついにオスカーを獲れるかどうかみたいなところが一番の話題で、どうも作品そのものについては盛り上がりに欠ける感がありました。

そう思っているのは自分だけかもしれませんが、もっともほとんどの映画を見ていないので、どうのこうのと言える立場じゃありません。

映画文化を牽引してきたのはハリウッドであることは間違いが無く、その象徴がアカデミー賞であるわけですから、その結果を尊重しないわけにはいかないわけです。

オリンピックも、昔はアマチュア・スポーツの祭典という原則があったのですが、商業化の波の中で、どんどん本質が変化しました。

アカデミー賞も、いつからでしょぅか、何か本質が変わってしまったような感じがしています。一番素晴らしい映画を選ぼうというものから、一番利益をもたらしそうな映画をより宣伝するための賞になってはいないでしょうか。

たぶん、本来そういう目的があったことは当然なんでしょうけど、昔はそれが表にはあまり出ていなかっただけなのかもしれません。

ヒッチコックは大好きな監督ですが、初アメリカ映画となった「レベッカ」は1940年の作品賞です。でも、これってそういう映画? という疑問も感じないわけではない。

これは、前年の「風とともに去りぬ」の大ヒットで、ハリウッドで飛ぶ鳥を落とす勢いだったプロデューサのセルズニックの作品。そう思うと、まぁしょうがないかというところ。こういうことは、きっと他にもいろいろありそうです。

個人的には、唯一見ていた「ゼロ・グラヴィティ」を応援していましたが、まぁ、とりあえず今回の受賞にからんだ作品はDVDなどが出てくれば、順次見ていきたい思いますけどね。