3月21日から始まった春分という節気の末候が、雷乃発声で、かみなりすなわちこえをはっす。
気温が上がってきて、寒冷前線が通過するようになると、雷が発生しやすくなってくる。寒い冬の間は鳴りを潜めていた雷が、またぞろ動き出すというわけです。
春雷という言葉も、よく聞く表現。確かに、小説や音楽のタイトルに春雷とついているものは少なくない。春の穏やかなイメージと雷の激しさのギャップが、面白いのかもしれません。
ほころびはじめた桜の花ですが、開花期間のどこかで、たいていは雨に降られることが多い。わざわざ「花散らしの雨」とか呼ぶくらいで、雷と共に一気に花が無くなってしまうと寂しい限りです。
うちの近辺では、木蓮は終わりそうですが、桜はまだまだ満開とはいかず、今度の週末くらいが見ごろになるのではないでしょうか。金曜日あたりに天気が崩れる予報が出ているので、ちょっと心配。
いずれにしても、春爛漫という陽気で、明日からいろいろと新しいことに飛び出していく人も多いと思いますが、つまらないことは横においておいて、いろいろなことをリフレッシュしていきたいものです。