今日は春分の日で、祝日となっています。
春分の日は昼と夜の時間が一緒といわれていますが、天文学的には実際は太陽横径が0゚になった瞬間を春分といい、必ずしも昼と夜を真っ二つに割る瞬間と一致するわけじゃありません。
まぁ、そんな難しいことを考えても、もともと「だいたいそんなところ」で困る事はまったくありませんし、ここから昼の時間がだんだん長くなってくるということは間違いありません。
二十四節気では、今日から春分。実世界でも、いよいよ春本番という感じです。そして、その初候にあたるのが、七十二候で雀始巣で、すずめはじめてすくうです。
スズメにまつわる、ことわざや熟語はけっこうある。雀百まで踊り忘れず、鷹の前の雀、雀の涙とか、一茶の詠んだ句にも「我と来て遊べや親のない雀」などなど。
スズメは、以前は都会でも最もポピュラーに鳥のひとつでしたが、いつからでしょうか、本当に少なくなりました。
ほとんどがあまり移動することなく、ヒトに共生する典型的な動物とされています。ただ、餌がなくなってきたとか、巣を作る場所が減ったとかの理由で都会では減少と言われていますが、実数はそれほど減っていないらしい。
都会では、カラスのほうがやたらとのさばっていて、烏始巣なんていう候が出てきたりする・・・わきゃないか。