急にこんな事を言い出すのも何ですが、半世紀以上も生きていると、一つくらい名言と言えるような気の利いた事を言ってみたいものです。
他人が思わなくても、せめて自分で勝手に名言と自画自賛できるくらいの・・・それも寂しいところでずが。
ところが、思い出そうとしても、そんな立派なことを口にした記憶がない。それが、凡人が凡人たる所以なわけですが。
せめて、座右の銘となるような他人の名言をかっこよく色紙にでも書いて飾っておくくらいのことはしてみたいもの。
ところが、これもすぐに思い出せるものはあまりない。とりあえず、五代目立川談志の落語の枕で、すごいと思ったのが・・・
平等とは、互いの違いを認めることだ。同じに扱うことが平等じゃない。
これは、すごいことです。初めて聞いた聞いた時、まさに目から鱗が落ちる感じでした。今の時代、同じに扱おうとして、お互いの差を忘れすぎではないでしょうか。
淀川長治の名言といえば、「さよなら、さよなら、さよなら」ですが、自分が英語の苦手意識を少なくできたのは淀川さんのおかげ。
わからない単語は抜けばいい。あとは前後のつながりから、想像すれば何とかなる。
実用的な名言でしょう。浪人生活を脱出した力の一つになったことは間違いない。
若い方も、あまり難しいことを考えず、身近なところで、名言を探してみると生活がすこしだけでも豊かになるかもしれませんよ。