世の中には鉄道ファンという方はたくさんいて、とにかく乗るのが趣味という人を「乗り鉄」と呼んだりするし、鉄道模型にはまる人もいます。
中には走っている列車の写真を撮るのが好き! という、「撮り鉄」と呼ばれる方々には、レトロな蒸気機関車、しかも実際に走っていれば憧れの被写体というところ。
申し訳ありませんが、自分の写真趣味にはあまり関係ないところで、そもそも子供の頃に蒸気機関車はすでに走っていなかった。
ですから、特に懐かしさはないわけで、どちらかというと新登場してきた「新幹線ひかり号」が鉄道ではスターの地位にある感じ。
それでも、「でごいち」という言葉としての懐かしさは多少なりとも感じるわけで、大多数の方には蒸気機関車の代名詞くらいになっているんじゃないでしょうか。
確かに、今どきの軽量合金かなんかでできている電車が走るよりも、重量感のある鉄の塊が煙を吐きながら疾走する姿の方が見応えはありそうに思います。
現代の価値観からは実用性は無い物の、文化史としての価値は十分に認めるところですから、何かしらの形で未来に遺していくのは悪いことではありません。