横浜市青葉区すすき野というのは、自宅近くの古い商店街があるところ。高齢化などもあってなのか、少しずつ寂びれていって、年々閉店する店も少なくありません。
その中の蕎麦屋が更科で、このブログでも度々登場しています。基本的なスタイルは、昔ながらの出前もやっている街のお蕎麦屋さんで、特にこだわりの手打ちとかではありません。
ただし、時分にとっては気楽に行ける蕎麦屋として「ホーム」の位置づけ。近いからというのもありますが、一番気に入っているのは汁の味。
鰹・昆布主体の正統派ですが、醤油が少な過ぎず多過ぎず、冷たくても温かい蕎麦でも本当に美味しい汁だと思います。
今回は、寒くなって来たので温かいたぬきとミニ・イカ天丼のセット。この汁をすするだけで、何か幸せぇ~って気分になれる。
・・・ってとこまでは、新しい話ではなく、また同じようなことを書いていると思われるかもしれませんが、ちよっと新しい話題があるんです。
実は、9月に店舗を改装したんです。これって、地味に凄いことだと思うんですよね。すごく明るくなって、広さは変わらないのにすごく広々とした雰囲気になりました。
何しろ、店が年々減っている商店街の店ですよ。しかも、どこの場所でも、普通の出前ありの蕎麦屋・・・増田屋とか大村庵とか、どんどん無くなっていますからね。市ヶ尾にあった更科も、今年閉店しました。
代替わりして、そのままの昔ながらの形で続けても、最近は難しいらしい。
共働きで、日曜日とかもなかなか家にいない。コンビニが増えて利用しやすい。逆に、グルメ志向の高まりで、蕎麦が好きだとこだわりの手打ちの店に行きがち。
そういうご時世で、改装するというのはなかなか勇気がいる。お店が順調なのか、逆に低迷しているために一発逆転を狙っているのか・・・
少なくとも自分が知る限り、客がいなくてガラガラというのはまだ見たことがありませんし、もともと街の蕎麦屋にしては珍しくお酒も飲めるメニューもあったりしますから、経営的には問題ないと思います。
店をさらに続けていくための、決意表明みたいなところなのかな。ってか、ずっと頑張って欲しいです。数か月に一度ですけど、必ず行きますから。