2019年11月1日金曜日

首里城焼失


巷では、一部でハロウィンで盛り上がる人もいたかもしれませんが、10月晦日に飛び込んできた沖縄の「首里城火災」のニュースは、沖縄県民だけでなく日本中で驚きと伴にショックであったと思います。

15世紀から19世紀まで続いた琉球王国の城である首里城は、沖縄県民の方々にとっては「原風景」の一つ。自分たちのような県外の者からすると、やはり沖縄をイメージする代表的な建造物です。

2000年に、「琉球王国のグスク及び関連遺産群」として世界遺産に登録されたことは記憶に新しい。ただし、登録名は「首里城跡」です。

首里城は、過去に何度も喪失・再建されていて、最後は太平洋戦争末期の激しい沖縄をめぐる戦いで、建物はほとんど破壊されていました。今回焼失したのも、1980年代から始まり今年1月に復元完了したばかりの建物。

歴史を正しく継承していくシンボルとして重要ですから、すぐさま新たな復元作業が開始されることになるだろうとは思います、とはいえ、また見事な朱塗りの外観を見れるのには長い期間が必要そうです。