2020年7月1日水曜日

妨害運転罪


昨今、何かと話題に上るのが「あおり運転」です。

もともと、昔から他人の車にちょっかいを出すようなドライバーはいましたし、実際運転する人なら、それに類する運転は経験があるものです。

ただし、数年前の東名高速道路上での事件以来、あおるというより本当に暴力に近いものや、暴力そのものという事象が多発していることは間違いない。

今どき、ドライブレコーダー装着車が多く、それらの悪質な行為が動画として記録される可能性が高い。実際YouTubeなどには、そういう動画が山ほど投稿されています。にもかかわらず、冷静さを失ったドライバーが後を絶たないというのは、残念としか言いようがない。

今までは、明確にこれらの行為を取り締まる交通法規がありませんでしたが、昨日から、新たに「妨害運転罪」が発効されました。

月曜日からでなく火曜日から、7月1日からでなく6月30日からというのはちょっと不思議なところですが、とにかく「あおり運転」という曖昧な表現が、「妨害運転罪」という明確に定義されたことは意味がある。

ただし、うっかりとか、たまたまという意識せずにあおった場合、また煽っているつもりはないのに相手があおられたと感じるような場合もあるので、その辺りのを線引きについてはよくわからない。

あおられる側にも問題がある場合も無いわけではないので、もう少し踏み込んだ説明が欲しい所です。

以前に、一時停止で自分は止まったつもりでも、警察官に捕まったことがあるんですが、止まりましたと言っても相手にされなかった経験があります。その時、「証拠は自分が見たから」という警察官の主観だけで切符を切られたという苦い記憶です。

妨害運転罪でも、客観性を持った取り締まりが行えるのかちょっと不安も感じます。結局、ハンドルを握った自分が安全運転を心がけ、ドライブレコーダーなどを設置して自己防衛することが重要なのかもしれません。