2024年2月11日日曜日

自宅居酒屋 #79 口水鶏


簡単に早く作れて美味しいがモットーなんですが、今回は簡単だけどちょっと手間がかかる。

口水鶏と書いて、一般に日本では「よだれ鶏」と呼ばれています。よだれが出るほど美味しいからということらしい・・・

でも、これは棒棒鶏(バンバンジー)だと思ったあなた、確かにその通り。蒸した鶏肉を棒でバンバンと叩くことで食べやすくするのが言葉の由来。本来の棒棒鶏は四川料理なので、辛いタレをかけて食べるのですが、叩かない場合は口水鶏と呼ぶらしい。

いやいや、棒棒鶏は甘いゴマダレだろうと思ったあなた、それは和風中華です。四川料理のしびれる辛さを食べやすくするために、日本人にも食べやすいようにアレンジしたものです。

今回は口水鶏です。叩いていません。鶏むね肉を使います。タレは四川風に麻辛醬を作りました。

むね肉は、肉の繊維に沿うように多少薄めにスライスして、5分ほど茹でました。火が通ったら水に入れて冷やしてから、食べやすくさいておきます。やることは簡単ですが、ここが多少面倒なところ。

正式な麻辛醬の作り方ではないのですが、簡単な方法を紹介します。

チューブのすりおろしにんにくを数cm。オイスターソース、ごま油を大さじ1杯程度。和え物に仕える細かめの摺りごまを大さじ2杯程度。そして豆板醤を小さじ1/2杯くらい。

あとは、お好みに合わせてしびれる辛さの中国の山椒である花椒を好きなだけ入れて、全部を混ぜ合わせます。回しかけしやすくするため、少量の水を加えて固さを調整します。よゆうがあったら、こまかく刻んだ長ネギも入れるとさらに美味しくなります。

あー、旨い。あー、辛い。ビールがすすむこと請けあいます。