2024年2月2日金曜日

PHEVへの道 28 ドライブ・マイ・カー


毎日20kmくらいしか走らないだろうから、EVやPHEVで十分だと勝手に決めて話を進めていますけど、本当に大丈夫かどうかはわからない。あくまでも、自分の場合の話ですから、他の人はどうなんでしょうか。

自分の場合は、ほぼずっと自動車通勤。開業してからが一番短くて、片道は8kmです。最長はだいたい片道40kmで、ほとんど15kmくらいが多かったように思います。今どきのPHEVなら、条件が良ければ何とかギリギリ往復EV走行可能な範囲と言えそうです。

何と、調べてみたら製品評価技術基盤機構というところが調査していました。独立行政法人なので、お国のお墨付きで調べたようなもの。ちょっと面白いので紹介します。ちなみにデータは10年前、2014年ごろのものです。

自動車を持っている人の95%は国産車。外国車は5%です。平日に運転をする人が82.7%、しない人が17.3%です。平日に運転する時間は1.5時間以内で約80%をしめています。特に多いのは1時間くらいという回答です。

1時間で遠出と言うのは難しいので、片道30分程度だとほぼ一般道ですから、平均時速は普通は30km/h以下でしょう。つまり距離的には長くても片道15km、往復で30kmというところ。

休日に運転するの人は81.3%、運転時間は2時間以内で約80%をしめますので、平日よりはちょっと長めの運転になっているのかもしれません。

まぁ、だいたい想像通りというところ。

例えば通勤なら、1~2kmくらいなら歩くかもしれないし、何十kmあったら電車とかに乗るでしょう。自動車通勤は、だいたい片道10km程度が多いんじゃないでしょうか。他には奥さんが旦那やこどもを駅まで送っていく場合。これは片道数kmで、日中にスーパーへ買い物に行くのにさらに数kmの距離に車を使うかもしれません。

PHEVの場合でも、このくらいなら通常は毎日充電しなくても、数日に一回で十分。あるいは少しずつ使った分程度を毎日充電するのも電池には優しい方法です。

また、別の調査結果では、都内在住者は通勤などに車を使う人は少ない。駐車場確保の維持費も大変ですからね。むしろ、神奈川や千葉などの周辺地域に多いようです。それよりも、公共交通機関が少ない地方では、さらに車での移動距離が大きくなるというデータもあり、当然といえば当然のこと。

いずれにしても、PHEVで長距離を運転するとなると、当然EV走行には限度があるので、潔くエンジン+モーターのよりパワフルなハイブリッド・ドライブを楽しんだ方が良いと言うこと。

ちなみに映画「ドライブ・マイ・カー (2021)」に登場したのは、スウェーデンのサーブ社のSAAB900ですが、1978年から1993年にかけて販売されたもので、2.0Lエンジン搭載で当然のことながらモーターは無い。燃費は7km/L前後。バブルを代表する車の一つとして懐かしむ方が多いですよね。