2022年7月14日木曜日

俳句の勉強 3 投句

自分一人で俳句を作り楽しむというのもありですが、やはり向上していくためには他人の評価というものも必要です。客観的に俳句の良し悪しを教えてもらい、それを次の作品に反映することは、俳句に限らずどんな趣味でも大切なポイント。

俳句の達人に教えを乞うには、いろいろな方法があります。いわゆるカルチャー教室みたいなところの俳句教室に通うというのは一番簡単。俳人が運営する句会に参加するというのもあります。ただし、これらは場所や時間の制約がありますので(ほとんど昼間に開催)、仕事をしていると敷居が高い。

俳句の雑誌などに投稿するという、一般に投句と呼ばれている方法があります。これは、自分の自由なタイミングで、少なくとも選者の方に最低限見てもらうことはできます。ただし、箸にも棒にもかからないで、ボツになって捨てられてしまうかもしれない。

その場合は、評価する値しない駄作だったとあきらめるしかありませんが、何が悪かったのかは知る由もありません。初心者としては、いきなり入選作など作れるわけも無いので、褒められることよりもダメなところを指摘されることが勉強になるというものです。

とは言え、今時はインターネットの俳句サイトはいろいろあって、テレビで有名な人気俳人の方が関与しているところにも、ネットを介して簡単に投句できるので、これを利用しない手はありません。


古網戸突き破る風水しぶき

近年の突然の集中"超"豪雨は、もう俳句で気の利いた季語となっても不思議が無いくらい「いつものこと」になってきました。先日、そのおかげで20年以上の古い網戸が、油断していたら一気に破れてしまいました。

季語は「網戸」で夏です。上中下の全部が名詞止めになっているのはどうなんでしょうか。情景として想像しやすいと思うんですけどね・・・



2022年7月13日水曜日

俳句の勉強 2 形式

何となく始めてしまいましたが、ちょっと勉強するだけでも、相当に奥深いなと。簡単に足を踏み入れて、後で後悔するやつかもしれないと思い始めました。

いろいろ突き進む前に、やはり「そもそも俳句とは何ぞや」というところを整理しておくことにします。

形式としては、5文字+7文字+5文字で全部で17文字で表す、世界一短い、他に類を見ない文学の一分野。五七五の韻律は、リズムが良く日本人的には聞きやすい。そして必ず季語と呼ばれる、特定の季節を表す自然現象や動植物、あるいは行事などを端的に表現した単語が使われます。

いわゆる話し言葉である口語体でも、古い書き言葉である文語体でも構わない。また使う文字は現代の新かな表記でも、昔の旧かな表記でも構いません。

中国の漢詩に対して和歌という呼び名がありますが、広い意味では俳句も和歌の範疇と言えますが、現在は和歌といえばほぼ短歌(五七五七七)を指します。似たような五七五で構成される川柳は、俳句と違い季語を使わずに一般に口語体で書かれるもの。俳句は「詠む」ですが、川柳は「吐く」ものです。

俳句が面白いと思うのは、17文字のパズルというところ。また、最小限の言葉を使って、読む人がどれだけその場面を映像として想像を膨らませることができるか、ということが大変に興味深い。

しかし、そのためには膨大にある季語をある程度知らなければならないし、季語ではない言葉の語彙力が必要になってきて、知的な遊びとしてはかなり高度な知識を要求されます。見たままの自然をどのように表現するのか、そしてどのように言い換えていくのか、これは相当勉強しないと難しそうです。


春の雲委ねし老母てんてんと


知人が、老人施設に入っている母親が、施設の移り先が決まったという話をしていました。

医療費抑制のために医療と介護が分離され、いわゆる老人病院が減りました。結局介護施設も長くいるほど施設の収入が無くなるため、転居を余儀なくされるという状況は同じように繰り返されていて、適切な医療から遠くなった分、高齢者には厳しい環境になったように思います。

空の雲は消えたり移動したり色々な変化をしています。施設に入っている老いた母親も、あちこちに移動せざるを得ないのは気の毒だなと思いました。

季語は「春」、あるいは「春の雲」ですが、夏だと本来は入道雲のような力強い印象を与えるので、ぽっかり浮かぶ雲が多い春を選びました。

「てんてんと」を「転々と」と漢字にしてもよかったのですが、漢字だと重たすぎるかなと思ったのと、ひらがなの方が雲との対比が生きてくるように思いました。

2022年7月12日火曜日

よだれ海老


海老じゃなくて、本来は鶏肉で作る「よだれ鶏」が普通。よだれ鶏は、四川料理の一つで正式には口水鶏(コウシェイヂイ)。口水は「よだれ」のこと。

一番の味の特徴は、いろいろな素材に応用が効く辛いタレですから、海老以外でも鱈とかメカジキとか、タレのレシピさえ覚えればよだれだらけになれます。

海老はムキエビでもいいですが、タレの主張が強いので、できるだけ大きめの方が海老の本来の味が楽しめます。軽く塩を振って臭みをとって下味をつけておきます。

海老は、10分くらいしたら、水気をキッチンペーパーでふき取り、全体に小麦粉をまぶしてごま油で炒めます。全体に軽く焼き色が付いたらOKです。

海老を焼いている間にタレを作ります。

できるだけ細かくみじん切りにしたたっぷりの長ネギに、醤油1、みりん1、酒1、ごま油1、お好みの量のラー油と一味唐辛子を入れます。ここで大事なのが花椒。無ければ山椒でも可です。これもお好みで入れてしっかり混ぜます。

辛味がポイントですから、油っぽいのが良ければラー油を多めに、単なる辛さが欲しければ唐辛子をたくさん入れます。でも、一番「よだれ」っぽいのはぴりっとくる辛さと香りなので、一番のお勧めは花椒(または山椒)をできるだけ多くするのがお勧めです。

もう、旨くていくらでもいけちゃいます。ビールが進みます。

2022年7月11日月曜日

俳句の勉強 1 まず作る


炎天下の屋外イベントで一句・・・


雨降らず傘をさす手は汗の玉


夏です。熱いです。強い日差しがジリジリと射してきて、黙っていても汗がにじんでくる。

最近は、男性でも日傘をさしている人をよく見かけますが、昭和のおじさんとしては雨が降っているわけでもないのに、傘をさしている光景は違和感を感じることが多い。

中にはほとんど露出するところがないくらい、帽子、マスク、手袋などで日差しをシャットアウトしている人がいますが、その方がよっぽど暑いんじゃないかと思ってしまいます。

季語は「汗」です。雨が降って濡れるわけもないのですが、直射日光を避けて傘をさしている人がいる。それでも、手元は日陰にできないので汗で濡れているように見えた・・・というところを詠んでみました。

まず、定型的な上五・中七・下五を意識しました。「玉のような汗」という表現が普通かもしれないのですが、この場合顔の汗を想像するかもしれない。「汗の玉」と逆転した方が、じんわりと手から腕が光っているような感じが出るようなきがしました。

疑問があるのは「ず」の使用。いわゆる切れ字のひとつですが、かなりマイナーみたいで、現代ではほとんど使われていないみたい。季語がダブる(季重なり)ことを避けるために、うかつの言葉が使えず、語彙力の無さにため息しかでません。

2022年7月10日日曜日

味噌を作ってみる 5 産膜酵母


手作り味噌を仕込んだので、その後の経過報告です。

1か月くらいしたところで、うっすらと白い物が出てきました。べたぁーっと広がってきたので、どうもカビっぽくない。

どうやらこれは産膜酵母(さんまくこうぼ)というものらしい。ぬか床とかにも、梅干しの表面とかにも発生する酵母菌の一種。発酵が進むと発生しやすくなるらしく、味噌づくりのプロでも、普通に見るものみたいです。

有害性は低い物の、味噌の風味に影響するので(酸味が強くなる?)取り除くことにします。アルコールで消毒したスプーンでかき取りました。ただ、全部とれたかは確認できないし、絶対に残っていると思った方が間違いない。

そこで、カビの可能性も否定できないので、一応、焼酎を大さじ1くらい袋に入れて全体になじませました(消毒のつもり)。

産膜酵母は発酵が進んだ証拠みたいなものなので、本来は出てくる前にしっかり味噌をかき混ぜることが大事のようです。

いゃ~、だんだん不安になってきた。食べれる味噌ができるのか心配です。

2022年7月9日土曜日

事件の衝撃


昨日、日本中のお昼のひと時に衝撃が走りました。安倍晋三元総理大臣が、明日の参議院選挙の応援演説の最中に銃撃されたのです。その後、おそらく賢明な救命処置が続いたことと想像しますが、そのまま帰らぬ人となってしまいました。

個人的には、旧態然とした強引な政治手法と二度も政権を投げ出したことを批判的に見てきましたが、少なくとも21世紀の日本において記憶にも記録にもとどめるべき政治家であると認識しています。

いずれにしても、まさか日本で政治家を暗殺する、ましてやその手段が銃撃であったことは、驚きに値します。こんな事件が発生するなんて、誰しも微塵にも想像することはなかったと思います。

まだ、犯行の動機などは不明ですが、どんな理由にせよこのような形で人の命を奪うことは絶対に許されることではありません。強く非難されるべきことであることに、疑いの余地はありません。

先日、自分のクリニックから見渡せる駅前で、たった一人で選挙演説をしている候補者を見かけました。この時は、誰も立ち止まって耳を傾ける人がいない気の毒な泡沫候補が空回りしているくらいに思っていましたが、このような事件が起きたことを考えると、実に無防備な行為に見えてきました。

今はただ、謹んで安倍氏に哀悼の意を表すしかありません。


2022年7月8日金曜日

俳句の勉強 序2 所詮、凡人


まぁ、偉そうに、さも良い句ができた! 的な・・・

灯り消し気づくと夕焼(ゆやけ)驟雨(しゅうう)の香(か)

と意気揚々と発表しましたが、ちょっと真面目に調べただけで、やはり「凡人」の域は出ないしょうもない俳句でした。

「気づくと」は凡人が好む言葉の代表的な一つらしい。素直に「ゆうやけ」と読めばいいのに、「ゆやけ」と無理に字数を合わせてる。

さらに「驟雨」はざーっと振るというイメージで今時の集中豪雨を表現したつもりが、実は夕立ほど強くないにわか雨程度の場合を指す言葉でした。

さらにさらに、「夕焼」と「驟雨」はどちらも夏の季語で、いわゆる「季重なり」で、テクニックとして使う場合はあっても、基本的には避けることが望ましい。

上五の「灯り消し」は、まぁ残すとして、中七、下五は赤ペン入りまくるのは必至のようです。

いやぁ~、困りましたね。

それなりに考えたんですけどね。なかなか、直し方は思いつかない。

これは、ちょっと本気で勉強した方がよさそうです。

2022年7月7日木曜日

漬けボラ大葉巻き


ちょっと前に鯛めしのレシピを探していたら、宇和島風という鯛めしを発見。何と、炊き込みご飯ではなく、漬け丼なんです。

これがとっても美味しそうで、是非、試してみたくなりました。ただ、真鯛の刺身用のさくだと、けっこう値が張るので、どうしようとスーパーの鮮魚売り場をみていたら、一見鯛と似たような白身魚のさくが売られていました。

ボラです。ボラというと、昔は馴染みのある魚だったようですが、近海魚のボラは海洋汚染で臭みのある魚として敬遠されるようになったらしい。でも、今は環境に対する意識が高まり、ボラも再び食用魚として注目されているようです。

鯛なら1000円しそうな大きさが、ボラなら半分以下の値段ですし、外見も似ているのでそうそう違うことにならないだろうと、勝手に想像してチョイスしてみました。

作り方は宇和島風鯛めしの鯛をボラに替えただけ。ボラを5mm程度の厚みで斜めにスライス。これをたれに1時間ほど漬け込みます。

たれは、醤油、みりん、酒少々、液体あごだし少々。そしてポイントは、これに卵黄を混ぜるというところ。とてもまろやかな味になります。

丼の場合は、白米の上に大葉をひいて魚を並べますが、今回はお米はなしです。漬け込んだら、一切れずつ大葉でくるんで皿に並べて完成。

ボラは臭みもなく、食感は鯛に似ていました。もちろん、鯛の独特の味はしないわけで、ボラの特徴的な味はちょっとはっきりしませんでした。それでも、卵黄を入れた漬け汁が浸みて、大葉の香りをまとって大変美味でした。

2022年7月6日水曜日

俳句の勉強 序1 夕焼け


数日前の空ですが、燃えるような夕焼けでした。

ほとんど炎のような濃いめのオレンジ色がかたまりで広がっていて、風情というよりやや不気味な感じ。

グラデーションがきれいに出れば美しい感じだったのかもしれませんが、もしかしたらもうちょっと時間がたてばそうなっていたのかも・・・

空気中の水分が多いときに発生するので、それだけ蒸し暑いということなんでしょうが、台風が接近している影響だったのかもしれません。

そこで、一句・・・

灯り消し気づくと夕焼(ゆやけ)驟雨(しゅうう)の香(か)

電力逼迫で節電して部屋の照明を暗くしていたら、次第に夕闇が迫って来ました。窓の外を見上げてみたら、真っ赤な夕焼け。またまた集中豪雨が発生しそうな雰囲気が匂っていました・・・的な内容を詠んでみました。

2022年7月5日火曜日

トウモロコシ


トウモロコシ・・・と言えば、夏が旬の食べ物の一つ。

夏祭りの縁日で、おじさんが炭火で焼いて、醤油をたっぷり塗ったトウモロコシ・・・なんていう、こどもの頃の思い出がよぎったりします。

アメリカ原産のイネ科の植物で、漢字で書くと、「玉蜀黍」という難しくてたぶん読めそうもない。一般に英語だとコーン(corn)と呼んでますが、正確にはメイズ(maize)で、cornは穀物全般を指す言葉。

めしべが枯れたのが「髭」なので、髭の本数だけ実がついているということですが、正確には、あの黄色の粒は果実ではなく種子。

茹でる、焼く、蒸すなどの調理をしますが、簡単なのは電子レンジ。ラップをしっかり巻いて、500Wで4~5分くらいチンすればOKです。自分の場合は、さらにバーナーで炙って焦がしてから屋台風に食べるのが好物。

ガブっと食らいついてもいいんですけど、端から食べ始め、隙間に前歯を差し込むようにして一つ一つの実を元から外すように食べるのが好き。うまくとっかかりができたら、横移動して、うまく1列を抜くことができれば、後は簡単です。

まぁ、どう調理しても、どういう食べ方をしても美味しいので、それぞれの好きなやり方でどうぞ。

2022年7月4日月曜日

鯛めし


鯛めしと言えば土鍋。

尾頭付きの鯛が上に乗って、たっぷりの鯛の旨味のつまった出汁が染み込んだご飯が大変美味しい。炊飯器でも作れますが、そのままテーブルに出せないので、鯛を崩してせっかくのビジュアルも下がり気味になります。

炊飯用の土鍋を手に入れたので、鯛めしを作ってみました。

ただし、2合用で大きくないので、尾頭付きをそのままというわけにはいかない。中くらいの大きさの真鯛を三枚におろして切り身を使いました。

切り身になった残ったあらも使います。それぞれに軽く塩をふってから、バーナーで表面が焦げる程度に焼きます。中まで完全に火が通る必要はありません。焼くことで臭みが減り、香ばしさが美味しさになります。

鍋に420mlの水を入れ、あらを全部入れて出汁をとります。水は米2合を炊くのに必要な量です。その間に、米をざっと洗い30分程度浸水しておきます。

出汁ができたら、土鍋炊飯器に米を入れて、塩1g程度を混ぜ合わせます。普通の土鍋の鯛めしでは、その上に鯛の大きさと同じくらいの昆布を挟みますが、それだと結局昆布は取り出さざるを得ない。

そこで、今回は切り昆布を使いました。ただ、切り昆布は味が弱いので、ちょっと隠し技ですが、昆布茶の粉末を1g程度塩と一緒に米に混ぜています。出汁を既定の量入れますが、蒸発したりして少し足りなくなっているので水を足して補います。

もったいないので、あらに残った身もできるだけ取り出して、鍋に入れて切り身を並べたら、後は電子レンジで500W・13分間、チンするだけ。15分蒸らしたら出来上がり。骨が混ざる心配もなく、切り身をしっかり食べれて、大満足の仕上がりでした。

2022年7月3日日曜日

ロースト・牛タン


低温調理の定番がロースト・ビーフなら、同じ牛ですから牛タンでもOKじゃないかと思って作ってみました。

牛タンは、スーパーで普通に売っているのはスライスしたもので、厚さは2mm程度。これは、はっきり言って、牛タンの本当の美味しさを知るにはあまりにもペラペラ過ぎる。

本気で牛タンを食べたい時は、スーパーの精肉売り場のスタッフに声をかけて「ブロックのままの牛タンありますか」と聞いてみるのが一番です。どうせ値段は一緒。スライスしてない方が、肉の新鮮さが保たれているし、自分の好みの厚さで食べることができます。

ただし、値段は高くなる。一塊で、安い時で3000円台。高いと5000円ちかくになります。わざわざ棚にない物を持ってこさせているので、やっぱり結構ですとは言いにくいのが、ちょっとギャンブル。普通冷凍されているので、半解凍して食べる分だけ切り出して、残りは軽く塩を振って再度冷凍するのはありなんですが、あくまでも自己責任です。

さて、今回は景気よく丸ごと全部を低温調理にかけようかとも思ったのですが、何しろ厚さが7~8cmはあるので、半日近く時間を費やすことになりそうですから、厚切りにスライスしたもので調理しました。

表に出ている脂肪とか筋を掃除したから、タン元の方からだいたい1.5cmくらいの厚さで食べる分だけスライスしました。先に塩をふるか、加熱後にするか悩んだんですが、先の塩をして1時間くらい寝かせた方が、全体に均等に味がついて美味しいように思います。

適量の塩とその半分くらいの砂糖をふりかけて、冷蔵庫でしばらくお休みしてもらいます。設定は58℃で105分です。肉が重ならないように真空パックをして、設定温度になったら鍋に投入します。あとは、映画を1本みていると出来上がり。表面を軽くバーナーで炙ったら皿に並べます。

おー、ロースト・牛タンだ。サクッと嚙み切れる牛タン独特の食感があり、焼肉での硬さみたいなところもありません。口の中でジューシーな味わいが広がります。残りの肉も、早めに食べたくなりました。


2022年7月2日土曜日

猛暑


梅雨明けしてから、6月としては異例の猛暑となり、連日熱帯夜が続きます。

昨日は、クリニックのある横浜市都筑区でも、お昼時にはついに37℃という気温まで上がっていました。

恐ろしいのは、パソコンに小さく表示されている体感温度。

何と、43℃となっています。感じられるほどの風もなく、照り返しなどの影響によっては、もっと高い温度になっているところもあるかもしれません。

もうこうなると、冷房は必須で、エアコンは体によくないとか言っている場合じゃありません。

電力需要の逼迫により、節電が呼びかけられていますが、エアコンだけは止めるわけにはいきません。

東日本大震災の後、電気に頼り過ぎる生活を反省させられたはずなのに、いつのまにか震災前以上に電気が周囲に溢れていることに気づかされます。

「風情」と呼ぶ余裕のあった、昭和の夏が懐かしくなるのは、年を取ったせいだけではなさそうです。

2022年7月1日金曜日

サーモンのミキュイ


サーモンを使った低温調理法によるレシピは、だいたいコンフィとミキュイが多い。

コンフィとミキュイって・・・童話の主人公みたいなんですけど、フランス料理の調理法の呼び名のようです。

コンフィconfit は「保存する」という言葉が語源で、主として肉を油に漬けて低温加熱して調理する物。油を使うのは、そのまま固まって保存がきくようにするためで、現代では無理に油を使わなくてもいいみたい。サーモンの場合は、水に塩・砂糖を溶かしたブライニング液にしばらく浸してから加熱します。

ミキュイ micuit は、「半生(半分火が通った状態)」という意味。生の状態と違って、ほろほろと崩れるような独特の食感があり、焼き上げた硬さとも違います。やはり、低温で調理しますが、コンフィのように事前の漬け込みはありません。

とりあえず、これはミキュイ。アトランティック・サーモンに塩をかるく振っただけで、真空パックして低温調理にかけたもの。設定は、49℃で25分です。

大事なのは、殺菌できないような温度帯での調理なので、刺身で食べられる「生食用」のサーモンで、できるだけ新鮮なものを使うこと。お腹を壊したら元も子もありません。

生の透明感が無くなって、いかにも少し加熱されたような雰囲気があります。そして、身が本当に脆くなっている。ゆっくり切れる包丁で慎重に切らないと、ボロボロになってしまいそうです。ディルを上に乗せ、周りにオリーブオイルとバルサミコ酢をかけ回して完成です。

刺身とも、焼き魚とも違う微妙な食感が楽しい。味自体はサーモンに塩ですから、当然想像通りですけどね。