9月15日は敬老の日。以前は、ずーっと9月15日に決まっていました。いつからか、連休を増やせってんで第3月曜日になり、何日が祝日なのかよくわからなくなりました。
その分、ただ休みで日曜日と合わせて連休ということだけで、なんで祝日なのかという意味が薄くなってしまったと思うのは自分だけでしょうか。
医者というのは、もともとカレンダーどおりに動きにくい職業なので、連休が増えてもあまり嬉しくありません。
勤務医をしていたころは、休みが長いほど仕事がたまって、その後が大変であるという思いのほうが強かったものです。開業すると、直接的に診療日数が減ることで経営にひびくという心配もあります。
まぁ、世の中の大多数の方は連休が嬉しいのですから、文句を言ってもしょうがありませんが、祝日の意味だけは忘れないようにしたいものです。
自分の場合、身近なところでは自分の母とかみさんの両親の3人が敬老の対象になるわけです。いつも簡単に会えそうで、なかなか会う機会が多くなく、きちんと敬老しているとは言いがたいのです。
でも、年を取れば取るほどに親の気持ちがわかるようになり、「あー、あの時は親不孝だったなぁ」と反省することが増えてきます。後悔を先に立たせて後からみれば、杖をついたり転んだり。
だんだん、親との年齢の差が縮まってきたんでしょうね。そのうち、自分も高齢者と呼ばれるようになるわけで、その時自分のこども達に敬老の日の意味が忘れられていないといいんですけど。