言わずとしれたBLUE NOTEレーベルの名盤中の名盤。
本来はMiles Davisがリーダーだが、Columbiaと専属契約中のためキャノンボールをたてたものといわれています。そのあたりには涙ちょょぎれそうな男同士の友情物語があるのというのですが、そういうのは中山康樹氏あたりに任せておきましょう。
昔のジャズ喫茶あたりでも、たぶんこれがかからない日はなかったんでしょうね。1958年録音、Kind of Blue前夜です。1曲目のAutumn Leavesはこの曲の演奏としてはBill Evansと双璧をなす定番です。Milesのレパートリーとしても大変重要なものになりました。
後に初出LPで未発表だった1曲が追加されましたが、このときのセッションはそれですべてと思われていました。ところが、ところがですよ。なんと名演Autumn Leavesの別テイクがあったというんですよ。
しかも、EMIのサイトでノーカット特別期間限定公開ということで、無料で聞くことができるんです。興味のある方は早めにチェックしましょう。もちろん、すでに発表されているテイクの方がいいわけで、それに比べるとややもったりとした感はあります。
しかし、ジャズがジャズであったニューヨークの時代が沸き立ってくることは間違いありません。