社会のいろいろな組織は年度末になってくると、来年度の予算編成の話題が出てくる。医師会もそれは同じ。防災担当理事としても、さぁ、来年はどうしようかと考えるわけです。
ただ、もちろんそんなに変わったことを考えるわけではありません。やることは、そんなに変わりようがない。
地域の住民の方への災害時の医療についての啓蒙活動として、講演会と救命講習会を行うこと。地域の防災訓練に協力していくこと。そして、医師会内での災害時の体制を整備していくこと。だいたい、これに尽きます。
講演会は、区役所との連携で行うことが内容的な濃さを増すことから、今年も去年と同じような形の物を考えたいと思います。救命講習も同じタイミングでやれると良さそうです。あらたまって集めると、なかなか参加しない方でも、通りすがりにちょっと覗いていけるというのが良かったみたいです。
地域の防災訓練は、地域の自治会と区役所が決めてくるのですが、だいたい医療救護拠点が7カ所あるので、たぶんそれぞれ年に1回だろうと思います。
ちなみに、今週の日曜日は川和東小学校での防災訓練があり、自分もまた参加してお手伝いします。付近の住民の方は、是非ご参加ください。
さて、医師会内の整備というのは、一番難しい。個人商店の集合体なので、地道な意見調整が必要。去年は、区役所や地域の基幹病院である昭和大学横浜市北部病院との協議を重ねて、だいたいの大枠についてはコンセンサスが得られました。
ただ、これを具体的な計画にしていくには、まだまだ時間が必要です。新型インフルエンザのような、緊急性の高い対策もありますから。もしも、何とかマニュアル整備までたどりつければよしとしたいところです。
そんなことを、やりたいということで予算を一応出してみましたが、なにしろ財政難は医師会も同じ。どうなることでしょうか。
それよりも、その前の3月で一応会長の任期が終わり、選挙で新会長を決めなければいけません。現会長がもう1期続投されることになれば、理事もだいたいは再任されるような雰囲気ではあります。同時に、新しい人が積極的に参加していくチャンスでもあるわけですから、医師会としても盛り上がりに期待したいところです。