白露の節気も、今日から末候となり、七十二候では玄鳥去となります。
玄鳥去は「つばめさる」と読み、春にやってきて子育てを終えた燕がそろそろ南に帰って行くということだそうです。
日本の平地でよく見かける鳥というと、鳩、烏、雀、そして燕というところが思い浮かぶくらい馴染みがあるのですが、日本で越冬しないというのは何となく知っていましたが、燕がいつからいなくなるかは考えてもみませんでした。
燕はよく民家の軒下に泥交じりの巣を作って、雛が顔を出しているみたいな光景が思い浮かびます。もうひとつ、言葉だけならよく聞くのが燕の巣。
広東料理の高級食材である燕の巣は、アナツバメという種類が作るほぼ唾液だけで作られたもの。 中には空中の粉塵も含まれるのだそうですが、雛が巣立って使われなくなったものを食材として利用するのだそうです。
味は・・・う~ん、実は食べた事がないのでわかりません。高級中華だったらフカヒレだけでも感動してしまうので、もっと高い燕の巣は手を出す気がしません。そもそも唾液が固まったものと思うと、それだけで・・・