今時の弁当・・・温めてから食べるんですね。って、もう、数年前からあった仕組みですが、実際に触ったのは初めてのことだったので、なんか嬉しい。
横に出ている紐を引っ張ると、モクモクと水蒸気が出始めて、けっこう温かくなる・・・というか、一時は熱いくらいで、とても持っていられない。
多少厚みのある大きめの弁当箱になっていて、その厚さの半分は発熱の仕組みのためのもの。生石灰というのが入っていて、外の紐を引っ張ると、水の入った袋が破ける仕組み。
CaO + H2O = Ca(OH)2 + 熱エネルギー
ということらしい。生石灰は水を加えると、直ちに発熱が始まり、数分以内に80度くらいになって、あとは消石灰に変わるそうです。消石灰は、肥料として再利用が出来るというのもポイント。
確かに冷たい弁当を食べるより、美味しいことは間違いない。ただ、発熱ユニットが大きいので、弁当の量としては箱の大きさからするとだいぶ少ない感じ。
食べる部分が多ければ、その分発熱ユニットもさらに大きくなるのでしょう。どうもヒトというのは一度贅沢を覚えると、貪欲にさらなるものを求めたくなるもの。
もっとたくさんの量を温められる、もっと効率的な発熱システムを開発してもらいたいものだと思ってしまいます。それと、部分的には冷たいままにしておく仕組みもあったらいいなとか・・・