ラーメンは国民食としての地位にあり、巷ではもう百花繚乱の勢いで様々な種類が乱立しています。
でも、自分が高校生の頃までの東京では、ラーメンといえば何も言わなくとも「鶏がら醤油」と決まっていました。それ以外は札幌で名をあげた「味噌ラーメン」のように別物という感じでした。
揚州商人の味は、とにかくそういう「ラーメン」の原点の味。とにかく懐かしくて、こういうラーメンというより中華そばとか支那そばと呼びたくなる味は、他ではなかなか見つからない。
とにかく、ときどき無性に食べたくなるんですね。あっさりとしたスープと細麺ですが、実にちょうどよい。トッピングはほうれん草、メンマ、たまごと長ねぎ。あとはチャーシューですが、今回はワンタンメンにしました。
ワンタンは、皮しかないみたいなのがよく出てきますが、揚州商人のワンタンはしっかりと肉が詰まっている。これだけでも、高評価。
塾帰りに友人とよく寄り道した中目黒の100円ラーメン・・・ 懐かしい記憶を呼び戻してくれる、時代を超えた味がここにあります。