クラリネットという楽器は、木管楽器に分類され、柔らかい温かみのある音が聴いていて耳に優しいものです。音を出す仕組みではリード楽器と呼ばれ、同じリード楽器のサックスに比べても音色はだいぶ違う。
主役になる曲は必ずしも多いとは言えませんが、クラシックでもジャズでも名手と呼ばれる何人かのソロイストにかかると、音楽が魔法のように楽しくなる。
もともと、モーツァルトのクラリネット五重奏は、最も最初に好きになったクラシックの曲の一つ。また同様に、ガーシュインのラプソディ・イン・ブルーの出だしのクラリネットのグリッサンドもお気に入りだったんです。
クラシックでは、ザビネ・マイヤーは現役プレイヤーの中では、最も知られていて、かつ評価の高い一人でしょう。まぁ、女性で華やかですし、もちろん美貌も兼ね備えていますから、言う事無しです。
秋から、ちょっとこのザビネのクラリネットにはまっています。だいたい昔の録音が、ボックスになって超お買い得になると思わず手を出してしまうわけで、ちょうどザビネ・マイヤーのものがいくつかまとまって出てきたことがきっかけ。
このボックスはCD5枚組み、EMIで録音した協奏曲をまとめたもので、HMVでもAmazonでも、1300円前後と言う、信じられないような大変安い価格。HMVでは、すでに完売状態のようで2ヶ月待っても手に入らなかったので、今回はAmazonを利用しました。
とにかくいいですね。ライスターのようなクラリネットらしからぬ力強さはないのてすが、クラリネットがいかにもクラリネットらしさを放っており、大変聴いていて気持ちがいい感じです。