楽天の優勝が決まったのは日曜日のことで、あれあれ、もうだいぶ前のことのような気がしてしまう。
とにかく、今年は元近鉄を引き継ぐところはあるとはいえ、新規参入球団として力をつけてきた楽天の活躍が期待された日本シリーズだったと言えます。
基本的に巨人・大鵬・卵焼き世代の自分としては、根っこが巨人ファンなんですが、でも巨人の選手をあげろと言われれば、いまだに1番センター柴田、2番セカンド土井、3番ファースト王、4番サード長嶋、5番ライト末次、6番レフト高田、7番ショート黒江、8番キャッチャー森、9番ピッチャー・・・
というわけで、そのころからすれば2~3世代は変わってしまい、今の選手に対してはほとんど思い入れがないという状態。まぁ、どっちかというと震災のこともあり、いろいろな意味で楽天を応援したくなるものです。
7戦までいって、最終戦というのも盛り上がる。しかし、何といっても今シーズン無敗のエース田中の連勝を見たいというところと、逆に負けるところを見たいというちょっといじわるな気持ちも入り混じる。
第6戦の田中投手の戦いは、ある意味すごかった。確かに、負け方を忘れるくらい勝ち続けている投手ですから、敗戦濃厚でも完投することは最後の意地だったのだろうし、150球を超えてなお150km/h以上の球を投げ込む気迫はよかったですね。
もしも、途中で交代していたら、負けたことのショックは何倍にもなっていたことでしょうし、最終戦の登板もなかったでしょう。そのあたりは、星野監督の人の使い方にも敬服するところ。
最後の最後をいい形で締めくくったことで、田中の活躍は来年にも続くと期待できるようになりました。張本さんじゃないですが、簡単にメジャーに行くとか行かないとか考えないでもらいたいものです。
まぁ、巨人はうまく楽天を引き立てることができました。また来年も、心機一転がんばってね。今年のプロ野球はおしまいです・・・あれ、SAMURAI JAPANがまだあったわ。