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2014年7月31日木曜日

SACD

ここ数年、単なるCDではなく、より高音質で収録された12cm光磁気ディスクがいろいろと登場しています。正直言って、ほとんどたいした機器をそろえていない、パソコンか車内での視聴が中心の自分としては、それほど興味がありません。

そもそも人間の耳が、いろいろこだわるほど高性能とも思えませんし・・・なんて言うのは、半分負け惜しみみたいなもの。何しろ、SACDを聴こうと思うと、かなり高価な機器を買い足さなければなりません。

最近流行のハイレゾ・オーディオ再生装置でまとめて再生できるなら、いっそのことと思いますけど、SACDはコピープロテクトの考え方なのか、一緒になっていることがない。

SACD再生機だけでも、10万円以上するものがほとんど。単なるCDなら、パソコンに装備するするようなもので、2000円もだせば変えてしまう世の中です。数週間に一度、数時間使うかどうかのものに、それだけお金をかけるのもなぁと思うのは当たり前。

ところが、クラシックのCDをいろいろ集めていると、だんだんSACDと通常のCDのハイブリッド盤というのが混ざってくる。

今回、鈴木雅明 & BCJ によるバッハのカンタータ全集という高価な買い物をしたのですが、これがなんと55枚のCDセットで、すべてSACDという構成。

さすがに、せっかくの宝を持ち腐れにしてはと思い、なんとか追加投資無しで再生できないかと、いろいろ探してみました。

結局、通常CDやDVDの場合は、パソコンに取り込むリッピングが簡単に可能で、これが著作権の問題とからんでくるわけです。そこで、リッピングをさせないためメディアとして、よりプロテクトの仕組みを強化したものがSACDやBlurayということになるようです。

ですから、BlurayプレイヤーはSACDも再生できるものが多いということがわかりました。これだと、1万円くらいからでもあるので、かなり身近になってくる。

うちのテレビはBluray再生も可能ものなんですが、残念ながらSACDには対応していない。そこで、一番安い(^^;)ものを用意してみました。それを、ホームシアターの5.1chサラウンドにつないでみた・・・

なるほど、これがSACDというものか、とうなってしまうサウンドが・・・と言っても、本格的なオーディオ・マニアの方からすれば、だいぶチープな音かもしれませんが、それでも十分に楽しめる感じです。

ただ、SACDは通常CDよりも割高で、最近の若者のはダウンロード販売の方が当たり前。こういうメディアが、生き残るのか何とも心細い現状があります。

実際、SACDで出ているものというと、自分たちのような50~60代くらいの人が買いそうなものが中心で、今時のまったくの新しい音楽は、ハイレゾ配信のほうが多いみたいです。

時代の流れですから、文句を言ってもしょうがないところですので、まぁ安くていいでしょう。突然、業界からSACDが消えても、悔しくない程度の出資にとどめておいたほうが無難というものかもしれません。