この1ヶ月間くらい、サッカーに気を取られて、「カンタータ研究」・・・というほどのことはしていないのですが、やや力が抜けていて、あっという間に三位一体節後も第5主日まできています。
昨日も書いた鈴木雅明の全集も手に入ったので、気合を入れ直して聴いていかないと、このままだとクリスマスもすぐに来てしまいそうです。
三位一体節後第5主日のためのバッハの教会カンタータは、2曲残っていてます。
BWV93 尊き御神の統べしらすままにまつろい (1724)
BWV88 見よ、われは多くの漁る者を遣わし(1726)
BWV93は3拍子系の乗りのいい伴奏に、ゆったりと声が絡んでいく合唱から始まるのが印象的。その後も合唱とソロが交互に出くるような構成で、聴いていて飽きが来ない。
BWV88の方は曲調は明るく、前半はテノール、後半はソプラノが活躍します。
ガーディナー盤では、バッハのカンタータとしては最初期の作品の一つが収録されています。
BWV131 深き淵より われ汝に呼ばわる、主よ (1707)
ワイマール直前、ミュールハウゼンにオルガン奏者として着任早々に作られたもので、大きな火事があったため、厄災を悔い改めるための礼拝用。