2014年7月11日金曜日

夏にみかん

今回の「最大級」の台風は、ほぼ列島縦断状態。

ただし、大雨・強風の被害を受けた地域の方には申し訳ありませんが、関東地方に接近してきた昨夜以降は急速に勢力が弱まり、幸いなことに今朝の時点でほとんど台風の存在感はありませんでした。

さて、話は変わって、お中元でみかんをいただきました。えっ?、みかん? そうなんです。夏に普通のみかんです。夏みかんではありません。みかんといえば、正月にこたつでぬくぬくしながら食べるイメージ。

今時は、季節感というものが薄らいでいるのですが、こういうところに原因の一つがあるんでしょうね。高知の温室みかんなんですが、これが下手に冬に食べるものより、めっぽう美味しい。

落語に「千両みかん」というのがあります。

大棚のわがまま娘が、病気になって「みかんを食べたい」というのですが、季節は夏。旦那は番頭になんとかしろと命じるわけですが、番頭はやっとの思いで一個千両するみかんを手に入れてきた。結局、番頭は、これだけの価値のあるものさえあればとみかんを懐に入れてとんずらしたという話。

となると、この写真にあるだけで四千両という・・・そんなわけはありませんが、一個の値段は相当しそうなので、しっかり味わって食べました。