今年のワールドカップの決勝戦は早朝から行われ、ドイツとアルゼンチンが激突。
結果は、すでに皆さんご存知の通り。
前半は、両者譲らず0-0。もともとの評判では、攻めのドイツと守りのアルゼンチンという感じで、実際の試合もそんな感じ。守りがしっかりしていて、ドイツの攻撃の精度が落ちたのでしょうか。
後半も同じ展開で、延長戦に突入。後半、ついにドイツのゴール。終了間際、メッシのフリーキックがはずれたとき、メッシの笑顔が印象的でした。
サッカー王国と呼ばれる開催国ブラジルは、悲願のホームでの優勝に向けて、順調に勝ち上がってきましたが、準決勝でドイツに1-7の大敗。そして日曜日の早朝に行われた、三位決定戦でもオランダに0-3で完敗。
スーパースター、ネイマールの負傷・戦線離脱の影響なのか、完全に自信を喪失したかのように、もう何をしたら勝てるのかを一瞬にして失ってしまったかのようでした。
我が日本も、グループリーグで敗退し、ほとんど「自分たちのサッカー」は見えてきませんでした。あまりあてにはならないと言われているFIFAランキング通りの結果でしたが、またこれからのスタートに立ったのだと思いたいものです。
試合終了のホイッスルは、次の試合の開始の合図。そんな内容の言葉をよく耳にしますが、日本は次の大会までの課題をたくさんもらったのだと考えれば、選手も、そしてサポータもモチベーションを保てるのではないでしょうか。
日本にとって、嬉しかった話題は、現地で直接観戦したサポータの方々の行動のニュースでした。日本が負けた試合でしたが、ゴミをしっかりと拾い集める行為はネットでも話題になり、世界中から賞賛されました。
日本人は負けて悔しい思いをしても、「飛ぶ鳥、跡を濁さず」で、結果はどうであれ頑張った選手たちを讃え、試合を運営した関係者や会場に感謝をする。それが、フィールドの外から選手をしっかりと応援することだということを知っているのです。
次回は、2018年ロシア。今回活躍した選手の大半は出場しないかもしれませんが、栄光を勝ち取ったチームよりも、ブラジルや日本のように悔しさを味わったチームの方が、より強い気持ちを持って挑んでいくのではないかと期待したいと思います。