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2018年7月24日火曜日

白昼の多摩川 (1)

f/36 1/6sec ISO-Low 300mm

日曜日の多摩川マニュアル撮影特訓の第2回目。

さて、前回の多摩川、稲田堤駅の近くの二ヶ領上河原堤の川崎側でしたので、今回は同じ場所の東京側に行ってみました。向こう側は堰き止められていなくて、段差を水が落ちていくということで、ちょっとした滝みたいなもの。

写真を撮っていると、一度は撮りたい風景に滝があります。しかも、たいてい、水が白い絹の様に流れる幻想的な写真をよく見ますが、これは憧れる写真の一つです。ざっくばらにに言えば、シャッター速度を落として水の流れを描き出せばいいわけですが、言うほど簡単じゃありません。

前回は夜明けに行ったので、天気さえまぁまぁなら、それなりの写真はたいてい撮れるだろうと・・・ところが、今回は昼間です。日中はありふれた光景になりがちで、明るさは写真に必要ですけど、明るすぎるのは設定が意外に難しい。

さてさて、行ってみると・・・おっと、昼間でもけっこう写真になる光景がありました。段差を落下したところにサギがたくさん集まって、遡上しようとする小魚を狙っているようです。

これは、けっこうフォトジェニック!! というわけで、憧れの絹のような水の流れに挑戦したのが上の写真。自分で言うのもなんですが、かなりいい感じじゃないかと・・・

何しろシャッター速度をかなりゆっくりにしていますので、とにかくサギさん動かないでねと祈るようにシャッターを押しまくりです。ふだん手持ち撮影ですが、これは柵にしっかりカメラを置いて支えました。

ただし、長めの露光で光が多すぎで、マニュアルの設定としては限界に近い。本来なら、ここで登場するのがNDフィルターなんですよね。NDフィルターである程度の減光をすることで、設定に余裕が出ます。そして、やはり、こういう時は三脚かなぁ。

下の写真は、水の動きを止めるような普通のシャッター速度で撮ったもの。

f/5.6 1/1000sec ISO-100 300mm

これはこれで、水流の力強さみたいな物が見えますし、当然サギもぴたっと止まって写りました。でもサギとのコラボとしては、上の写真の方が圧倒的にいい・・・と思いませんか。