2018年7月16日月曜日

AT WORK STUDIO @ たまプラーザ その1


昨日は、まさに、うだるような暑さで、何もする気がでなくなりそうな日曜日でした。

しかし、以前よりお願いしていた約束があって、一番暑い盛りに出かけました。それが、何と、写真の教室です。しかも、贅沢にプライベート・レッスンです。

プロのカメラマンの先生に、直接指導を受けようという大それたことだとわかってはいますが、これも万年初心者から脱して、せめてカメラいじりが趣味ですと人に言えるくらいにはなりたいということです。

いつもいつも偶然の一枚、奇跡の一枚で満足しているようじゃ情けない。レンズなどの機材を一新したのを機会に、少しでも撮りたいと思う写真を撮るテクニックを勉強したいと思いました。

しかし、写真教室はたくさんありますが、平日開催が多く、また場所もほとんどが都内ですから、場所も時間もいろいろと制約がある身としては、なかなか簡単には参加できません。

そこで、こちらの都合にも合わせてもらえるプライベート・レッスンというのに目を付けました。そこで見つけたのがこちらの、たまプラーザ駅のすぐ横にある写真スタジオのアットを運営している松岡伸一先生です。

もちろん、普通の写真館のようなポートレイト撮影もしているそうですが、メディアの撮影依頼の仕事もたくさんやっておられて、レッスンはその合間を縫って行われます。

たぶん、自分よりはお若いようですが、そんなには年は離れていないと思います。大変気さくな雰囲気で、大変楽しい3時間でした。

個人指導で授業料は安くはありませんが、こちらも聞きたいことを聞けますし、こちらの写真に対する知識の程度に応じた説明をしていただけるので、無駄がなく効率的でした。

さて、このブログに載せている写真などを見てもらうと、とりあえず初心者としては合格水準にあると評価してもらえるようでした。ただし、基本的にはカメラが撮ってくれているもの。

そこで、自分が撮りたいように撮るための最初のポイントは、マニュアル撮影をするというアドバイスでした。何しろ、ほとんど撮影モードは絞り優先のAに設定して、ほぼ変えたことがない。マニュアは、月を撮るときだけしか使ったことがありません。

シャッターをどれだけ開くかという絞り、開いている時間のシャッター速度、そしてセンサーの明るさの感度であるISOの3つの調節で光量が決まります。マニュアルで撮影するということは、これらを細かく調節して、カメラをうまく操るために必須なことなんですね。

これがけっこう大変。白すぎたり、黒すぎたりで、ちょうど良い明るさを見つけるのに苦労します。(幸いデジタルですから)たくさん失敗して、レンズをしっかり道具として体に覚えこませるようにしないといけないということ。

先月いろいろと悩んでいたレンズについては、自分の場合は高倍率ズームと広角ズームが一番合っているといわれました。松岡先生はCanon使いなんですが、Nikonの高倍率ズームは、実際なかなか優秀であるというお墨付きをもらいました。

単焦点レンズは、もちろん悪くないのですが、やはりスタジオ・ワークや、モデルさんとかの撮影をするわけではないので、ズームの強みを生かすことの方がメリットが高いということです。

具体的な撮影テクニックの一つとして、美味しく見える料理の撮影について教えてもらいました。料理写真の基本は逆光!!というのが重要で、全体を見せるのか、美味しそうなポイントを強調するかでボケの程度を決め、またこれも意識したことがなかった色温度についても解説してもらえました。

とにかく、次回は2週間後。それまで、ひたすらマニュアル撮影に慣れるように、練習しておきたいと思います。

最後に、ブログにこの話を出す許可をいただいて、写真を撮らせてくださいとお願いしたのが上の写真。さすがにプロですから、その場の雰囲気からライティングまで考えてセッティングしていただき恐縮の至りでした。