2018年7月12日木曜日

高倍率で亀

f/5.6 1/100sec ISO-200 300mm

望遠レンズを使いたいと思うのは・・・

遠くにある被写体に近寄れない場合、というのが圧倒的に多い。街歩きお散歩カメラでは、典型的なのは動物を見つけた時です。

人間が近寄っても、微動だにしない相手はめったにいるもんじゃない。野良猫だって、一歩寄れば一歩下がり、3歩寄ると逃げていきます。標準の焦点域ではなかなかいい感じに写真におさまってくれるチャンスは少ない。

その点、亀は動きものんびりしていて、けっこう近寄れる動物です。

ところが、この亀の場合、お尻の方に回れば、十分に標準単焦点レンズの画角でいける位置にいるんですが、やはり後ろからじゃいまいちてす。

正面からとらえようとしても、池のど真ん中にはいけませんから、せめてできるだけ横に回り込むとかなり離れてしまいました。そこで高倍率ズームの登場になるというわけ。

ここでの自分へのダメ出しは、まず高倍率を使うと、どうせなら一番アップにしたくなっちゃうこと。300mmまで使わなくても、200~250mmくらいで十分だった感じがします。

つまり、引き算し過ぎで周囲の光景が足りないかなと。池の手前にも水があれば、亀のいる場所の石の孤立感みたいなものが出たかもしれませんし、奥の朽ちた木がもっと写っていれば、縦の奥行きの深さが表現できたかも。

あとは、背景が暗めだったので、露出が背景中心で亀がオーバー気味というのも残念なところ。HDRという露出差を埋めてくれる機能を使うべきだったのかもしれません。