2018年7月30日月曜日

AT WORK STUDIO @ たまプラーザ その2

f/4.8 1/100sec ISO-250 62mm

カメラ愛好家として万年初心者の殻を打ち破るために、たまプラーザにある写真スタジオのアットを運営している松岡伸一先生によるプライベート・レッスンを受けたのが2週間前。

写真の基本はだいたいOKであると言ってもらえたのは嬉しかったのですが、なかなか自分が意図した写真が撮れないということに対して、被写界深度の利用の仕方、絞り・シャッター速度・ISO感度の3つの意識するマニュアル撮影の実践というアドバイスをいただきました。

昨日はレッスンの後半で、東から西に向かう変わった台風のせいで天候が心配されましたが、午後からは夏の日差しが戻り、屋外に出ての実際のカメラワークの指導を受けました。

いつも何気なく通り過ぎる場所なんですが、その中から世界の街角の雰囲気を見つけ出して写真にしてみるというテーマです。上は、ニューヨーク風に撮影しなさいというお題で撮ったもの。ファッショナブルなショーウィンドウは万国共通ですが、ガラスにアルファベットを含む映り込みを最大限に入れてみました。

よく見れば、たまプラーザであることはわかる人にはわかるんですが、一定のテーマ、つまり簡単にいえば「どんな写真を撮りたいのか」がはっきりしていると、見慣れた日常の光景も工夫次第で劇的に変わる感じがします。

昨日は、ちょうど、たまプラーザ商店街の「夏まつり」が開催されていて、人出が多くにぎやかで、撮影してみる素材には事欠きませんでした。ただし、しっかり人にカメラを向ける場合は、しかもそれを何らかの形で公表するなら「写真を撮らせてください」と相手に断るのは最低限のマナーです。

f/7.1 1/125sec ISO-320 32mm

こちらはベトナムコーヒー、ハス茶、フルーツサワーを販売する露店の皆さん。快く撮影を許可してもらい、多少アルコールを入っているようで楽しそうでした。テントの中なので、日が出ていても暗めですから露出は高め。また、集合写真ですから、被写界深度も深めにして全員にピントが合うことを心がけます。

f/5.6 1/160sec ISO-160 122mm

売り物の飲み物がこちら。美味しそうで、フルーツの新鮮な感じを出すには明るい方がいいようです。斜めからの撮影で、ボケが出ることで遠近感も出てきます。

ちなみにハス茶をいただきましたが、烏龍茶のような味で美味しかったです。炎天下でしたので、水分補給できたちょうどよかった。

f/22 1/20sec ISO-100 48mm (上・右側をトリミングしています)

今度は焼きそば屋さん。炎天下で大量のそばを扱うのは大変です。わざとシャッター速度をゆっくりにして、力強い手の動きを表現してみました。

f/4 1/125sec ISO-100 36mm

こちらのカレーを販売する二人の場合は、問題は外にいる人と車内にいる人で明るさがかなり違うのが難しいところ。どちらかに合わせると、白すぎたり黒すぎたりしてしまいます。この場合は露出はどちらかではなく、中間を目標に設定するのがいいそうです。そして、後でPC上で自分の好みの色調に調整して見やすさを出せればOK。

というわけで、楽しくいろいろとためになるレッスンを受けることができて、単なる初心者から、物好きな中級者に格上げできたきになりました。また、秋というフォトジェニックな季節にご指導賜りたいと思いました。

最後は、たまプラーザの中のアメリカ西海岸というテーマの写真。こっちの道を行き交うのは、サーフボードを抱えた若者たちという雰囲気・・・ですかね。

f/5 1/100sec ISO-320 68mm