2018年7月5日木曜日

広角で夜明け

f/4 1/320sec ISO-1000 16mm

プロのカメラマンのスタジオワークは、ほぼ完全にコントロールさけた環境での撮影で、カメラマンの実力そのものが写真の出来にしっかりと反映されます。

一方、屋外の景色となると、まずは天候とかの偶然の要素が必ず入ってくる。本気で頑張って写真を撮りたい人は、その偶然を引き寄せる確率を高めるためのいろいろな努力をしています。

自分の場合は、へなちょこアマチュアなもんですから、その努力をする信念が足りません。

例えば、この写真。夜明け前です。そもそも夜明け前に起床しないといけませんが、頑張って必ず起きるという決意があるわけではない。

たまたま、起きたらちょうどいい時間だった。そして、たまたま、ほど良い雲があった。偶然、太陽が出てくるあたりは比較的雲が少なかった・・・

じゃあ、ちょっとカメラ持って、近くの高台まで行ってみようかということで撮影したもの。

太陽が少しずつ、地平線下から赤く照らし出す暁光です。快晴だと、ただ赤くなってくるだけなので、それほど面白くはないのですが、雲が多いと、雲に様々な紋様が広がって時には見ごたえのある景色を作ってくれます。

今回は、ちょっと雲が多すぎですが、AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRという広角ズームを使用して、16mmの超広角による広がっていくパースペクティブが少しは出ています。

とはいっても、だいぶ画像操作で色彩は強調しています。実際の見た目は、これほど赤さはありませんでした。とはいっても、やっぱり、景色を大きく切り取る場合は、広角は好きだなぁと思います。