清水直子 大阪生まれ 2001年から在籍
町田琴和 東京生まれ 1997年から在籍
樫本大進 ロンドン生まれ 2009年から在籍
マレーネ伊藤 横浜生まれ 2011年から在籍
何だと思います? 実はこの4人は、世界最高峰と称せられるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の現役メンバーです。
なんと、HPによると、ベルリンフィルには、現在4人も日本人が在籍しているんです。もちろん、日本を重要なマーケットとしていることの現れでしょうけど、当然実力が無ければ入団できるはずもない。アジア系のメンバーは、他には韓国が一人いるだけ。
清水はヴィオラのリーダーを務めており、樫本はバイオリンのコンサート・マスターです。町田と伊藤はバイオリンですが、町田は、どんなレパートリーでも参加しており安定した演奏が信頼されているようです。
クラシックの、特にオーケストラの動画では楽団員の一人一人にあまり目がいくことは少なかったのですが、世界で活躍する日本人の姿というのは思わず視線が釘付けになってしまうポイントですし、またそれがベルリンフィルの思うつぼかもしれません。
あらためて、音だけではなく映像でベートーヴェンの交響曲全集を見て聴いてみました。指揮者のラトルだけでなく、演奏者もできるだけとらえたカメラワークは、地味になりやすいクラシックの動画の一線を画するものに思えます。
やはり動画のBlurayディスクが付属するセットというのは、値が張りますがそれだけの価値がある。聴いているだけだとだれやすい場面でも、映像があると見続ける緊張感が続き集中しやすい。
ベートーヴェンの9つの交響曲の楽曲に合わせた、楽器配置や人数の違いも興味深い。聴きなれたベートーヴェンですが、あらたな魅力を発見できるのは嬉しいことです。