2019年8月22日木曜日

Claudio Abbado The Symphony Edition

アバドが亡くなったのは2014年ですが、いまだにクラシック音楽界の中では忘れられない存在です。

あまりに巨人化したカラヤンの独裁体制のもと、機能不全に陥っていたベルリンフィルを立て直した功績は大きい。しかし、残念ながら、道半ばにして病気のため退任。

しかし、療養から復帰後は、本当に伸び伸びとした自分がやりたいことを自由にやっている感じで、最後の10年間は充実した仕事ぶりを多数残しました。

アバドの仕事は、いくつかのボックスが発売されていますが、自分が選んだのはDGから発売された「交響曲選集」です。ベルリンフィルとの録音全集などもありますが、協奏曲などはアルゲリッチらとのかぶりが多く、すでに持っています。

この箱もCDで41枚が収納され、これだけでも十分すぎる大きさ。ベートーヴェン(全)、ブラームス(全)、ブルックナー、ハイドン、マーラー(全)、メンデルスゾーン(全)、シューベルト(全)の交響曲が含まれています。

すでに持っていたのは、メンデルスゾーンのみです。もともとカラヤンのせいで、大きな楽団による交響曲は苦手としていたので、ほとんど手をだしてこなかったので、交響曲物だけに絞ったこのボックスは初物が多くてお買い得です。

特に全集としてまとめられたものは、聴きどころが多い(マーラーだけは未完の10番はありませんが、以前の全集には録音あり)。自分が聴きたかったのは全集化されているものは全部ですが、特にベートーヴェンとシューベルトに注目です。

とにかく、少しずつ楽しみたいと思います。