前回、家庭用の一般オーブンで可能な最大長のバゲットを焼いたんですが、実はそのために必要な秘密兵器がこれ。
平たい天板です。ほとんどのメーカー付属の天板は、皿状になっていて、庫内の寸法が横40cm・奥行き30cmでも縁のところは2cm程度使うことができません。
実質的な寸法は36cm×26cm程度で、対角線は約44cm。ですから、実質的に焼けるとなると40cm程度の物で精一杯。
この平たい天板を使うと、フルに庫内を使えるので、理屈上ほぼ50cmの長さのものを焼けることになります。
焼き上がりの見た目のインパクトでは、この10cmの差はでかい。もちろん、長ければよいというものではありませんが、「本物」との歴然とした差の一つは長さです。少しでも本物に近づく要素の一つとしては大事なポイントかもしれません。
この天板はステンレス製で、四辺に欠けた部分があって、庫内の熱風の循環を良くしてくれるのが特徴。アマゾンで注文して、メーカーからオーブンの型番の確認連絡がありますので、安心して注文ができます。
もっとも、これ以上は無理ですから、どうしてもという方は、本格的な石窯を用意するか、業務用のオーブンを設置するしかありません。さすがに、それは無理というものなので、50cm以上は目指しません。