2020年1月13日月曜日

変容する渋谷


自分がこどもの時に、親に連れられ、あるいは一人で、そして友人たちと一緒に出かけたのは渋谷です。

特に、大学浪人していた時は、予備校より渋谷のジャズ喫茶に毎日通う方が多かったりして、大袈裟に言ってみれば「我が青春の街」みたいな感じ。

駅そのものは東横デパート。後に東急に吸収されて、東急東横店。東横のれん街では有名なお菓子などが簡単に揃います。

駅の東側には東急文化会館。東宝系の映画館、本屋の三省堂、そしててっぺんにはプラネタリウム。

駅の西側には東急プラザ。本屋の紀伊国屋、レコードのコタニ、ケーキのフランセ。

すぐ北の明治通りの角は東映の映画館。その横に全線座という、少し古いものを安く見れる映画館。

井の頭通りを行くと、本だけ売っている大盛堂、向かいには西武デパート。その先には河合楽器。公園通りに入るとパルコ。裏にCISCOという輸入レコード店。その先がNHK。

道玄坂には月賦で買える緑屋、ヤマハ楽器。途中の百軒店には、ジャズ喫茶とストリップ劇場。

全部消えてしまいましたし、残っているものも当時の建物はすべて取り壊され、装いも新たに新築されました。

また、渋谷××がオープンしました!! って話題になってますけど、そのたびにどんどん知らない街になっていく一抹の寂しさを感じてしまうわけです。