2021年5月18日火曜日

バンド・オブ・ブラザース (2001) 2

引き続き、ノルマンディ上陸の一連の作戦後の、アメリカ陸軍第101空挺師団の戦いを見ていきます。

第4話 補充兵
ノルマンディ上陸の一連の作戦が終了し、第101空挺師団は一時イギリスに戻り束の間の休息をしていました。そこへ新たに新人の補充兵が振り分けられてきます。そして、マーケット・ガーデン作戦に投入されることになりました。E中隊は、作戦の最南部アイントホーフェンに降下、ほとんど抵抗なく町に入り市民から歓迎されますが、同時にナチ協力的だった人々がリンチされるのも目撃します。しかし、先に進んだヌエネンで予想以上のドイツ軍の抵抗にあい撤退を余儀なくされますが、最初からの仲間ブルが行方不明になる。仲間は、危険を冒して探しに戻るのです。

第5話 岐路
大隊の副官が戦死したため、大尉になっていたウィンタースはE中隊長から大隊に移動になりました。待っていたのは書類書き。生々しい戦闘の記録を丁寧にタイプするウィンタース。その頃E中隊を引き継いだハイリガーは、マーケット・ガーデン作戦で取り残された英兵の救出のためのペガサス作戦に参加します。ウィンタースは特別休暇で2日間のパリ旅行で、久しぶりに文明に触れますが、戦闘の記憶が蘇るだけでした。クリスマス間近、ドイツ軍がアルデンヌの森を抜けて大反攻を開始します。第101空挺師団は要所であるバストーニュの防衛を命じられ、不足する装備のままウィンタースも前線に向かいました。

第6話 衛生兵
バストーニュの森で膠着状態に陥ったE中隊は、医薬品もほとんど底をついていました。衛生兵ユージーンは、余っている包帯やモルヒネを探して回ります。負傷兵を搬送して町に戻ったユージーンは、救護所で必死に働く看護師ルネと心を通わせますが、助けられない仲間を見ているとしだいに無力さに打ちひしがれていくのです。再び町に戻ると救護所は爆撃で破壊されており、ユージーンはルネが頭に巻いていたスカーフを見つけ拾い上げます。ユージーンは、自分のなすべきことを思い出し、また前線に戻るのでした。

第7話 雪原の死闘
バストーニュを守り抜いた第101空挺師団は、北上しフォアの町の奪還に向かいます。ハイリガーに変わって中隊長になったダイクが問題でした。ダイクは出世のための経験の目的で配属され、指揮官として無能でした。フォイの手前で何度も熾烈な砲撃を受け、さらに仲間を失い全体の士気にも影響が出そうでしたが、何とか全員の気持ちをつなぎとめていたのはリプトン軍曹です。いよいよフォイの町に攻め込むことになり、ダイクは敵の反撃の前に完全に無能をさらけ出します。ウィンタースは変わって飛びだそうとしますが、大隊長に「立場を考えろ」といわれスピアーズ少尉を送ります。スピアーズの的確な判断により作戦は成功し、リプトンも少尉に昇進しました。