カレーライスもいろいろな種類がありますが、一般にはビーフ、ポーク、チキンといった肉から出る旨味がそれぞれの特徴になります。
野菜を具材に使うと、どうしてもルーの味が勝ってしまいます。そこでうまく利用したいのが、フォン・ド・ボー(fond de veau)。
最初から作るのでは大変なので、最初にみじん切りにしてよく炒めるところから始めると簡単です(油はオリーブオイルで少な目に)。いわゆる香味野菜と呼ばれるタマネギ、ニンジン、セロリを使います。イタリア料理ではソフリットと呼ばれる、味のベースになるもの。
当然、野菜中心で作るからにはカロリーは減らしたいので、小麦粉はあまり入れたくないので、大根をこまかくみじん切りにしたものも併せて使ってみました。その分カレールーは少な目にして、普通の単独のカレー粉を追加しました。
食べた時の食感として、ゴロっとした野菜はあったほうが良い。ジャガイモはカロリーアップになるので今回は却下。かわりに使ったのが茄子です。そして、彩を考えてほうれん草を最後に追加しています。味の深みを出すために、ニンニクとショウガ(お好みの量)も忘れてはいけません。
香味野菜をうまく利用すれば、肉は入っていなくても十分にコクのある美味しいカレーが作れました。是非、お試しを。