2025年5月6日火曜日
やます家 @ センター南
センター南周辺では、名店「おおつか」が閉店して1年。近場で美味しい蕎麦を食べれないとがっかりしていたんですが、意外と近くに古い店を発見しました。何で今まで見つけられなかったんだろう? と、不思議なんですが、やはりネット検索の穴みたいなものがあるんでしょうね。
と、とうわけで、センター南駅の南東方向、直線距離で500mくらい、茅ケ崎南3丁目の住宅街にある「やます家」さんに出かけました。セブンイレブンの対面の道を入ってすぐなんで、場所はみつけやすい。
外見は古くからありそうな一軒家で、いかにも蕎麦屋と言う感じ。椅子席と座敷の両方があって全部で30席弱くらいでしょうか。初めて行く店では、必ず天ぷらとざるをたべることにしています。なので、今回も注文したのは天ざるで1300円。
蕎麦は白い更科風ですが、太さはあります。やや蕎麦の香りが少ないように思いましたが、すべすべした感じで喉越しの食感は悪くありません。かえしは醤油と出汁のバランスが程よくミックスされ、誰にもうけそうな味です。
天ぷらは、サツマイモ、にんじん、ピーマン、茄子、海老の5品で、しっかり油ぎれしたさくっとした揚げ方はいい感じだと思います。天つゆが別についてきて、これは蕎麦のかえしより甘めになっていました。できれば塩をつけて欲しかった。
昔ながらの街の蕎麦屋としては、十分に及第点の店だと思います。今回は注文しなかった桜海老のかき揚げを食べたくなります。
なお、店主の趣味なのか相撲関連の飾り物がたくさんあって、中には千代の富士(現・九重親方)のサイン色紙、最新の番付表などが目に付きました。おかげで待っている間もいろいろ楽しめました。
もともとは夜も営業していたようですが、「人手不足のため昼間だけ」という張り紙がしてありました。家族営業なのか、継ぐ人がいなければ次第に消えてしまう店なのかな、と思うとちょっと寂しい感じがします。