年賀状、どうしてますか。芋版、スタンプ、定型印刷。それとも、印刷屋さんにオーダー。自分でパソコンを使って印刷。10年前くらいまでは、年賀状といえばプリントゴッコでしたねぇ。
あれ、どうなったんでしょうか。販売元の理想科学は、今年の5月についに販売を終了したんですね。時の流れを感じます。
1977年、スターウォーズの第1作が封切られた年に売り出され、爆発的に人気が出ました。初めての家庭向けパソコンであるNEC PC-8001が登場したのは1979年、CPU Clockは4MHzです。
当然画像なんて扱えません。数字の計算と、せいぜいテキストを扱うだけですから、年賀状をつくるなんて夢のまた夢。プリンタもドットインパクトで、文字以外の印刷は想定外でした。
10年たって、やっとスキャナーというものが一般にも使えるようになりましたが、それでも白黒二値のスキャンで、誤差拡散方式で擬似的にグレースケール風に見せる、つまり昔の新聞の写真みたいなものでしたね。それでも、画像が使えるということは画期的だったんですよね。
我が家の年賀状では、その数年後に子供の写真を入れて白黒レーザープリンタを使用したのが最初だったように思います。さらに数年後には、カラーインクジェットが使えて、こどもたちがモンスターボールを持っている年賀状を作りました。このあたりからAdobe Photoshopバリバリ全開です。
しかしですね、こどもたちも小学生がいなくなると、みんな年賀状に顔を出されるのを嫌がるようになりました。となると、干支の動物とかを使っていくしかありません。あんまり面白いもんじゃないんですよね。
いまから思うと、一貫して家族の成長(老化?)を毎年お見せしていくようにしていれば面白かったかもしれませんね。
さて、来年は牛年です。そろそろ考えないとなぁ、と思いつつ、たぶん今年もクリスマスが過ぎてからあわてて作るんだろうな。