クラシック界にも、いわゆる「かわい子ちゃん」的な人気というのはあるんですよね。それに乗っちゃうやつもいる・・・って、自分じゃん!!
1962年生まれの千住真理子さんは、1986年当時の日本ビクターからデヴューしました。そりゃ、かわいいってったってないでしょう。当時で20代真ん中くらいですが、とても少女っぽい清楚な顔立ちで・・・まぁ、今もお美しいのですけどね。
自分は医者になって一番忙しいころでしたが、何故か千住さんの新譜がでると買っていました。クラシックが特別に聞き込んでいたわけでもないんですが・・・やはり、ルックスに惹かれたんでしょうかね。
デヴュー作はメンデルスゾーンとチャイコフスキーの協奏曲のカップリングで、どちらもメロディはよく知られた組み合わせ。特にチャイコフスキーがよかった。次は、小品集。そして、第3弾として発売されたのがモーツァルトだったんですよね。
その後、慶応大学病院の医師と結婚(うらやまし~い、でも別れちゃいました)。まぁ、そんなことはどうでもいいんですけど、今からあらためて聞いてみると、それほど面白い演奏ではないかもしれませんね。
自分がバイオリン好きだったら買い直すのかもしれませんが、まぁとりあえずいいかってなもんです。そもそもオーケストラ物が苦手なので、なおさらです。
それより、同じかわい子ちゃんでも、こちらは本物(もちろん、千住さんも本物ですけど)。1963年生まれのAnne-Sophie Mutterさんです。
モーツァルト生誕250年記念プロジェクトとして、協奏曲と三重奏曲とソナタを発売しました。さすがはこどもの頃からカラヤンの秘蔵っ子として、現代バイオリン界に君臨してきただけのことがあります。
ソナタは全集ではありませんが、CD4枚にたっぷりと収録。なかなか聴き応えがあります。ギドン・クレメールのような研ぎ澄まされた音(これがいいんですけどね)と違って、バイオリンに艶がある。
まぁ、いつも廉価盤の激安セットだけを買っているわけではないということで・・・