たぶん今年のJPOP界で最も話題性の高い新人は(ジェロを除けば)青山テルマでしょう。
先日も渋谷の街頭でのプロモーションに普通のバスに乗って登場。集まった人たちはアルバムジャケットの写真のような白いヘッドフォンをみんな持っていたとか・・・
ちょっと黒人っぽい顔でソウル感ある歌い方、だけどわりと癒し系の声色で、今時の流行が嫌み無く詰め込まれている感じがしますね。
もともとSoulJaの「ここにいるよ」のラップの後ろでコーラス部のボーカルを担当していたわけで、ラップは遠距離恋愛をけっこう日本語的につぶやいているところが面白かったわけです。そこでコーラス部分をふくらませてアンサーソングとして「そばにいるね」を出したところ大ヒットになりました。めでたし、めでたし。
って、それだけでは終わりません。ヒップホップ系のDS455や田中ロウマ、さらにMAKAIといったアーティストにぞくぞくとfeaturingされ、どどど~んと大活躍。そしてついに1st Albumリリースという大お祭り騒ぎ状態になっているわけです。
SingleとしてはONE WAYとそばにいるねの2つしか出していない新人としては八面六臂の活躍といってよいと思いますが、逆にせっかくのいい感じの歌手なので、一気に燃え尽きないか心配。
いろいろ各人に事情があるのでしょうけど、この数年消えていった実力派シンガーが少なくありません。メディアは話題のところに一気に群がらないで、ゆっくり育ててもらいたいもんだと思います。