なんってったって、果物といえばみかん? それとも、リンゴ?
世の中飽食の時代で、いろいろな変わった食べ物が出てきたのは、果物についても同じ。
でもね、時代が変わっても、一番スタンダードな果物と言えば、みかんとリンゴと相場は決まっている・・・でしょ。日本の真ん中から主として南ではみかん、北ではリンゴの栽培が盛んで、代表的な産地となると、愛媛のみかんと青森のリンゴと答えれば地理の勉強はおしまい。
こどもの頃は、たまにイチゴとか梨、あるいは桃とかびわなんてのも食べたように思います。でも、やはり大人になってから知った味というのは、どうも身に付かない。三つ子の魂というところでしょうか。
昔は正月と言えば、どこに行くこともなく、ひたすらコタツに入ってみかんの箱を抱えて恒例のテレビの正月特番を見るというのが定番でした。気がつくと一箱ほとんど食べつくし、舌は真っ黄色。トイレが近くて近くてしょうがない。
その点、リンゴも好きではありましたが、なにしろ皮をむくのに刃物がいりますからね。そんなに大量に食べれるものではありません。表面をよーく拭いて、皮のまま丸かじりというのも普通にしましたけど、やはりみかんより腹にたまるので、せいぜい3個がいいところ。
リンゴをかじると歯茎から血が出ませんか? というキャッチフレーズの歯磨き粉がありましたが、自分はかじっても血が出ないということで、妙に安心していたのでした。