それほど意識していたわけではないのですが、偶然も重なって国道246号線は自分の人生にずーっと関わってきたのです。
246号線は永田町の皇居の外堀から始まって、赤坂、青山、渋谷とつながる青山通りとなります。渋谷を過ぎると玉川通りと名を変えて、瀬田まで続きます。
そこからはただの246となって、横浜市青葉区を通過して大和、海老名へ。このあたりからは厚木街道という名前で呼ばれ、ずーっと静岡県の三島までつながっているはずです。
もともと住んでいたのが、青山学院の向かい側、246から入って2軒目。青山通りは遊び場の一部でした。はじめて交通事故を目撃もしました。
大学に入ったら、通学するのが伊勢原で、246からちょっと入ったところに大学がある。はじめて一人暮らししたのも本厚木で、246のすぐそばでした。
横浜に引っ越してみると、一番近いメインの道路は246。今も自宅からクリニックに通うのに、毎日必ず246を横断しているわけです。
これだけ自分の半世紀の人生の中で関わりが深いものというと、他にはなかなか思いつきません。
それで、今朝目が覚めたのが5時46分だったという話なんです。ぜんぜん関係ない話で恐縮ですが、今日は16年前に阪神・淡路大震災が起こった日。自信の発生時間は午前5時46分だったんですね。
偶然というだけのことなんですが、546から246を連想したというだけの話。
それにしても、今まで生きてきて、記憶に残る重大ニュースというと、最初が連合赤軍の浅間山荘事件。次が日本航空ジャンボジェット墜落事故、そして三番目が阪神・淡路大震災ということになります。
ちなみに、その次が911WTCテロ事件ということになり、それ以後はまだそこまでインパクトのある出来事はありません。
いずれも、テレビで見て「これは現実なのか」という思いになったということが共通のことです。阪神・淡路大震災では、倒れた高速道路やビルの映像を見て、一体何事が起こったのだろうと思いましたね。
たまたま5時46分に起きて、あらためて震災というものがいつでもどこにでも起きるかもしれない、次は自分にも直接関係するかもしれないと思ったのでした。