近隣の先生と関節リウマチの勉強会を始めて、ずいぶんとたちましたが、今日の会場はうちのクリニック。日頃、診断に困っていること、診療をしていて疑問に思うこと、珍しい話で他の先生も興味をもちそうなことなど、いろいろな話題で盛り上がります。
この会は診療所同士でお互いの得意不得意のカバーをすることにもつながり、いろいろと役に立つ有意義な時間をすごせます。とはいっても、内科的な知識の少ない整形外科医の自分は、他の内科の先生の話になかなかついていけずに四苦八苦しているわけです。
今夜は、自分は診断で悩んでいる患者さんの例を相談しました。単純にリウマチと診断できないようなとき・・・もっとも、単純なリウマチなんて無いのですが、他の先生の意見は大変貴重です。
一方、別の先生からレントゲンを見せてもらいましたが、普通の加齢性変化とは違う点を指摘することができました。このあたりは、整形外科医のほうが得意なところで、多少は自分も役に立っているかと思えるところです。
こういう意義のある会を、少しでも拡大して診診連携(クリニック同士)から病診連携(病院とクリニック間)へつなげていきたいという思いから、去年の11月に第一回の田園都市リウマチフォーラムを行いました。
聖マリアンナ医科大学の山田先生(膠原病リウマチ内科 教授)に協力していただき、今年の3月には第2回を行うことになっていたのです。しかし、震災の影響で中止にせざるをえなかったので、今月あらためて第2回を行うことになりました。
リウマチを本気で、しっかりと診療していきたいと思っている医者だけの勉強会として、しっかりと根付かせたいと思っていますが、なにしろ自分たちだけで盛り上がっていてはしょうがない。
是非近隣の先生方に参加していただいて、少しずつでも発展させていきたいものです。そのためには、ただ勉強になるというだけでなく、専門医の資格を継続するための単位取得もできるような形も必要だと思っています。
なんにしても、ずっと勉強を続けることが多いのが医者という職業。どうせするなら、楽しく役に立つ勉強をしたいと思わずにはいられません。