司馬遼太郎というと、なんかNHK大河ドラマになりそうな日本の壮大な歴史絵巻みたいな小説ばかりを書いているというイメージ。
「源義経」とか「国盗り物語」とか読みましたが、「坂の上の雲」は読んでいない。小説も長いし、けっこう読み出すのに勇気がいる・・・と思っている方。あるんです、短編も。
それが、これ。「木曜島の夜会」。
オーストラリアとニューギニアの間に、ちっちゃい島がいくつもあって、火曜島とか水曜島とかあるんです。
その中で、あえて木曜島。司馬遼太郎がわざわざ行って、実際に取材した。明治から多くの日本人が、一攫千金を狙って出かけていったんだそうです。
ここの海で採れる貝が、ヨーロッパで装飾品として高い値が付く。けっこう、危険な仕事で命を落とす人も少なくなかった。司馬遼太郎が、そういう日本人を描いていく話。
もし、よかったら、読んでみてください。アマゾンの古本なら1円からありますし・・・