2018年6月1日金曜日

レンズ沼2018 (1) 超望遠ズーム

Nikon D750 f/10 1/400sec ISO3200 850mm

一眼レフカメラの一番のお楽しみは、レンズ交換によって様々な撮影が可能になること。そのために、いろいろなレンズが欲しくなり悩むことを「レンズ沼にはまる」という表現をしたりします。

レンズの種類はいろいろありますが、焦点距離の違いによって広角、標準、望遠、超望遠と分けるのが一般的。これらをカバーするレンズを最低一つは持っていれば楽しさ倍増です。

以前にも、レンズのチョイスをいろいろ考えたのですが、また新製品も登場したり、しばらく使っていると多少不満が出たりするもので・・・そこがレンズ沼なのですが・・・

さて、遠くのものをぐっと引き寄せられる超望遠はマストアイテムの一つ。ところが超望遠は長い、太い、重い、そして当然価格も高い。

なんとか持ち歩けるもの、そしてどうにか手持ちで使用できるものという身勝手な希望があるのはかわりなく、最初に手に入れたのはSIGMAのAPO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMというもの。

これは手持ちに必須の手振れ補正機能もあり、なかなかの優れもの・・・なんですが、APS-C機であるD7200に装着した時は、実際の焦点距離は×1.5で750mmになり物凄い威力。

ところがフルサイズのD750に使うとそのままの500mmで、一度750mmを知ってしまうと、ちょいと寂しい。そこで焦点距離を伸ばす×2のテレコンバーターを追加購入しました。

当然、さらに重くなって、手持ちはもう限界ぎりぎり。ところが、テレコンを装着するとAFが効かなくなるためMFの撮影のみで、実質1000mmを手持ちでというのはほぼまともな撮影ができません。

・・・う~ん。なんとなくモヤモヤが続いていたんですが、ここにきてやっともう一つの本命レンズが中古で8万円台になってきたので、ついついポチっとしてしまいました。


それがSIGMA Contemporary 150-600mm F5-6.3 DG OS HSMです。同じ焦点距離で、もっと明るいSportsランクのもありますが、価格も高く手持ちは絶対無理な重さなので却下。

100mm伸びただけでも、その差は実感できますが、今回もテレコンバーターを付けてしまいました。ただし、×2ではMFになってしまうのは同じなので、AFが機能できる×1.4にしました。

となると、最大焦点距離は840mmというわけで、これは手持ちで撮影するなら現行の中では最長焦点距離だろうと思います。

さて、試し撮りをしたのが田んぼの鴨。鴨までの実質的な距離は20mくらいだと思います。びしっとAFと手振れ補正が効いててます。周辺光量の減少も無く、大変満足できる出来映えではないかと。

これなら多少重たくても、これはという時には持ち歩く気分になれると思いました。