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2018年6月22日金曜日

レンズ沼2018 (14) 自分におすすめのNIKKOR


ずばり、数あるニコン純正NIKKORレンズの中から、自分に適したレンズをチョイスを発表したいと思います。

何度も書いていますが、選択の条件は、
① できるだけ解像度が高く、歪みが少なく、色乗りが良い明るいレンズ
② ですが、実際にはあまり細かいことは気にしません。
③ 大事なところですが、価格は安いにこしたことはない。新品にこだわりません。
④ 使うのは街歩きのお散歩がメインで、風景、植物などの動きが少ないものが中心。
⑤ もちろん犬とか猫とかを撮るし、時には虫に大接近することもあるかもしれない。
⑥ たまには、旅行に持ち出すことがあるので、できれば重たいものは避けたい。
⑦ 一度に何本も持ち歩きたくはないので、1本で何役もこなせると嬉しい。
雑誌並べてみると、こんなところでしょうか。

1. 広角ズーム
いわゆる大三元の一つ、AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G EDは確かに欲しい。広角端14mmは魅力的です。明るいに越したことはないけど、広角は風景中心になるのでF値についてはこだわらない。とにかく値段に見合った写真を撮る自信がありません。

多少描写については評価が劣るようですが、ここは小三元の広角ズーム、AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VRで決まりです。

より高評価の18mm始まりもありますが、焦点距離の短さで決定。さらに、広角ズームでもフィルターを装着できること、そして原則手持ち撮影しかしないので、手振れ補正機能搭載も大きなポイントです。

2. 標準ズーム
これだって、大三元は候補に挙がりますが、やはり価格と自分の能力の問題、そして大きさ・重さの点から却下。

となると、AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VRか、それとも小三元のAF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VRかで悩みます。

値段は24-85mmが安く、写りも悪くないらしい。どちらも手振れ補正搭載です。ただ、ここは24-120mmを選択します。ニコンの売りであるナノクリスタルコートで、逆光に強い。

決め手は焦点距離の幅の広さ。標準ズームですが、中望遠の120mmまでカバーしているところが決め手。ちょっとくらいなら、レンズを取り換えなくてもいけちゃう手軽さを買います。

3. 望遠ズーム
次の高倍率ズームのことがあるので、使用頻度はあまり多くないはずなので、持っていなくてもいいかなくらいのところ。

あえて選ぶなら、ここまで小三元の選択できたので、だったら望遠もAF-S NIKKOR 70-200mm f/4G ED VRというのが無難な選択です。ナノクリ、手振れ補正付きで、比較的軽いのもいいですよね。

4. 高倍率ズーム
小三元を揃えると、高倍率ズームはいらないということになるんですが、小三元3本をいつも持ち歩くというのは、かなり辛いことになってしまいます。それに小三元では望遠が200mmどまりというのは、ちょっと寂しい。

フルサイズ用としては唯一の高倍率ズームであるAF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VRは、F値も劣るしナノクリではありませんが、手振れ補正付きで、何しろ300mmまでの焦点距離は捨てがたい。

如何にも素人っぽいと言われそうですが、高倍率ズームは自分にとっては必要な1本であり、エースストライカーではないけど、絶対守護神のゴールキーパーみたいなもの。

基本的には、自分の写真だと、この1本ほぼ用が足りそうなレンズなんです。ふだんの持ち歩きに1本だけとなったら、やはり持っていて困ることがない。しかも、これNIKKORの中でも、けっこう安いんで決定です。

5. 単焦点レンズ
ズーム系はどうしても明るさはがまんですから、単焦点については明るさはこだわっていきたい。つまり、美しいボケが出せるレンズで、少しは芸術的なチャレンジをしてみたいと思うわけです。

とは言っても、焦点距離ごとにたくさん単焦点を揃えるなんていう贅沢は、アマチュアには簡単にできることではありません。F値が小さいと値段も高いので、特徴をよく吟味して、厳選しないといけません。

広角単焦点は、すでに持て余した経験から選択肢から外します。となると、標準に近い35mmから候補に挙がってきます。ただ、どうせ手に入れるなら、ニコンの神レンズの一つとして銘玉といわれるAF-S NIKKOR 58mm f/1.4Gだけは使ってみたい。

焦点距離が近い50mmは横に置いておいて、広角側は35mmをどうするかなんですが、さすがに経済的な理由により、一気に買い揃えるわけには行きませんので、今後の課題にしておきます。

6. マクロレンズ
単焦点の望遠側については、これが解決策です。AF-S VR Micro-Nikkor 105mm f/2.8G IF-EDなんですが、等倍率撮影ができるマクロレンズです。当然105mmの単焦点レンズですし、F2.8で比較的明るい方と言えます。しかも手振れ補正付きです。

7. 超望遠レンズ
まじめに超望遠とか買おうと思ったら、100万円以上になってしまうので、基本は高倍率ズームの300mmまででガマンというのが現状では正解なんですが、ここにもニコンの魔の手がちゃんと用意してあるんですよね。

順当に考えれば、AF-S NIKKOR 80-400mm f/4.5-5.6G ED VRということになるんですが、ナノクリで性能はいいのはわかるんですが、望遠端400mmがちょっと寂しい。

そこで登場するのが、AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRです。小三元がカバーする望遠端が終わった200mm始まり。どっちにしても、これ1本だけ持って出かけることはないので、これは問題無し。望遠端が500mmですから、これならバズーカ砲を持ち出す意味があるというものです。

×1.4のテレコンバーターを利用するなら、280-700mmの焦点距離をカバーできるわけですし、手持ち撮影の限界を考えると十分すぎる。しかも、何と値段はニコンとしては渾身のバーゲンプライスです。

8. 魚眼レンズ
これは完全にお遊び系レンズですから、必須ではありません。あれば楽しいけど、使いこなすのはけっこう難しいので、そのうち余裕があればという話。

その場合は、もうAF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm f/3.5-4.5E EDの一択です。通常、別々のレンズになってしまう、円周魚眼と対角魚眼をズーム機能で1本のレンズの中に両立させたものです。


以上、現行カタログから選び抜いたレンズです。焦点距離で考えれば、16mmから500mmまで、魚眼を含めれば8mmからテレコン利用で700mmまでを途切れなくカバーできて、なおかつそこそこの明るさも確保できて、まぁ素人としては強力な布陣じゃないかと思います。

全部新品とか言い出したら、(金額が)凄いことになってしまいますので、基本的に中古で探すわけですが、Amazonの中古、大手カメラ用品通販サイト、そしてヤフオクなどを順繰りに見ていきます。

すると、だいたいの相場もわかって、急がなければ「何かの間違いじゃない??」と言いたくなるような掘り出し物が見つかるものです。

さらに、有り難いことにレンズはけっこう下取りという手段が有効なので、今までの手持ちのレンズをうまく下取りしてもらうと、思ったよりも新たな出費は少なくてすむんですね。

中古レンズを探すときのポイントは、できればカメラ店が出品しているものを選びたい。また、Amazonやヤフオクでは出品者の評価がありますので、プラスよりもマイナスポイントを吟味することが大事です。

そして、もしかしたら、どんな熟考して選択し購入したとしても、使わなくなって売りに出すことがありますから、少しくらい高くても、できるだけ元箱を含めて付属品一式が揃っている物を選ぶことが賢明です。

まだリストは揃いきっていませんが、順次ネットを探索していきたいと思います。宝くじが当たって、途中で気が変わることがあるかもしれませんが、まぁその時はその時ということで。