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2018年6月30日土曜日

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR (Part 2)

AF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VR  ( f/8 1/800sec ISO-800 700mm )

せっかくの超望遠なのに、シベリアの大地の野生の動物とか、せめて北海道知床の丹頂鶴なんてものでも撮影して来いよ、と言われるのはわかっていますが・・・

とりあえず、毎度、一番身近な絶好の被写体が月です。

昨日は、満月の夜。しかも快晴で、風もあってか比較的クリアな空。サッカーWCのおかげで、普段なら寝ている時間なのに、そんな夜空のクリアな月を撮影することができました。

そういう好条件と相まって、おそらく今まででベストな月の写真が撮影できたんじゃないかと思います。

満月の撮影の基本は8-8-8。撮影モードをM(マニュアル)にして、絞りはF8、シャッター速度は1/800sec、そしてISO800にします。これから、月の明るさによって絞りを調節して、一番よさげな条件を探します。

上の写真がAF-S NIKKOR 200-500mm f/5.6E ED VRで撮影したものを、トリミングして、多少見やすく画像処理をしたもの。撮影は手持ちです。しかも、SIGMAの×1.4テレコンバーターを併用しています。

前回はあえて、高倍率ズームとの比較ということで、300mmの焦点距離で撮影したのですが、今回はMAXパワー全開の写真です。さすが、ということでよろしいでしょうか。

どうせSIGMAのテレコンを使うなら、SIGMAの超望遠ズームの方が相性もいいし、焦点距離も長くなって、もっときれいに写せるんじゃないかと試してみたのが下の写真。

SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary ( f/9 1/800sec ISO-800 850mm)

元画像は焦点距離がさらに長くなって、自分の機材では最大の850mmです。150-600mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporaryに×1.4テレコンバーター装着です。

一見すると、なかなかよく撮れているように見えるんですが、上のNIKKORと比べると、写りは歴然としていて、焦点距離が短く社外品テレコン併用にも関わらず、細部の解像度はNIKKORの圧倒的勝利だと思います。

これには結構驚きでした。実は、それまでSIGMA信者だったのにNIKKOR純正に鞍替えすることにした理由の一つがこれ。

確かに、SIGMAにはSportsと呼ばれるプロ仕様のさらに上のランクの超望遠があるんですが、これはさすがに値段が高く、使ったことはありません。それと比べろよ、という話ではあるんですけど。

定価ベースでは、SIGMA Contemporaryが15万円、AF-S NIKKORが19万円、そしてSIGMA Sportsが26万円です。ちなみにTAMRONにもSIGMAとほぼ同じ規格のSP 150-600mm F/5-6.3 Di VC USD G2というレンズがあり、これは16万円です。

中古で探すと、Contemporaryが8万円、TAMRONが9万円、NIKKORが10万円、そしてSportsが15万円という感じ。Sportsは飛び抜けて高価ですから別物として、後はだいたい横並びというところです。

価格帯からすれば、どれでもお好みでというところですが、焦点距離の幅からすればSIGMAかTAMRONですが、どでかい超望遠ズームを装着して、わざわざ短い焦点距離での撮影をするというのはまずありません。ほとんど望遠端しか使わないと思います。

となると500にするか600をとるかというところなんですが、使用店距離が伸びれば手振れの問題は大きくなるし、そもそも暗くなることは避けられないので、必ずしもそれが単純に画像に反映されるというわけではありません。

というわけで、ここでも「どうせなら純正」というブランド志向に走ってしまったということでした。